■シリーズの構成
去年の夏から書いている小説ピチモ物語「中2ピチモ林間学校殺人事件」シリーズ。今回、ようやくその全体像がまとまったので、とりあえず目次という形で、物語の構成をまとめてみました。
基本的に、2012年に行われた「中2ピチモ林間学校」で起こった、ある事件がテーマとなります。その場で、いったい何が起こったのか、誰が殺されたのか、犯人は誰かのか。こういった一連のナゾを解くミステリで、以下の通り、全17話からなる長編となります。
■目次
第1章:予告編 《第01話》中2ピチモ林間学校殺人事件(⇒読む) 第2章:本編 《第02話》福原遥の場合(⇒読む) 《第03話》関根莉子の場合 《第04話》田尻あやめの場合 《第05話》五十嵐ありさの場合 《第06話》加藤由梨愛の場合 《第07話》中山咲月の場合 第3章:推理編 《第08話》ピチモライアーゲーム・前編(⇒読む) 《第09話》ピチモライアーゲーム・後編 第4章:裁判編 《第10話》ほののんの偽証 第5章:番外編 《第11話》氷のエライザ(⇒読む) 《第12話》愛の劇場(⇒読む) 《第13話》小公女はるん(⇒読む) 《第14話》ニコラ襲撃(あるいは要領の悪いニコモ虐殺) 《第15話》ひとめ、あみたに 第6章:真相編 《第16話》はるん in the ミソスープ 第7章:エピローグ 《第17話》ピチ編 柿島の手記
■構成解説
第1話の予告編では、物語の導入として、事件の概要がカンタンに語られます。とりあえず、状況と登場人物、とくに6人の人間関系を理解しておいてください。
第2話から第7話までが本編となり、あの日、あの夜、あの場所で、いったい何が起こったのか、各自のそれぞれ視点から見た事実が提示されます。ポイントとしては、これが「事実」であるということ。事実が真実であるとは限りません。犯人はウソを語るだろうし、空想や思い込みがあるかもしれません。実際、ここで語られる6人の事実は、一致しない箇所も多々あります。
第8話&第9話は推理編です。ピチモきっての頭脳派五十嵐ありさが、自身の推理に基づき、ある心理ゲームをピチモの容疑者たちに仕掛け、真犯人をあぶりだします。
第10話は裁判編。大人たちを排除した「ピチモによるピチモのためのピチモ内裁判」を実施し、自分たちの手で犯人を裁きます。自身で導き出した容疑者を追い詰める検事役アリサに対し、容疑者と仲のよい○○○○が弁護人を務めます。裁判官役は、みんなからの信頼厚い関紫優。そんな中、重要参考人として証言台に立った未来穂香の証言が、法廷に大混乱に引き起こして・・・。
第15話が真相編。先のピチモ裁判にて「有罪」とされた犯人は、ホントに真犯人だったのでしょうか? ついに、ピチモ林間学校で起こった事件の真相が明らかにされます。
最終話となる第16話は短いエピローグ。引率として林間学校に参加したピチ編かっきーの書き残したメモの抜粋となります。
■今後の予定
構想段階で、思ったより壮大なストーリーになったので、完成まである程度は時間がかかりそうです。とりあえず、現時点で、りったん編はほぼできていますので、近いうちに本編より順次アップして行きたいと思います。
なお、上記の目次中で、「読む」というリンクがあるものは、すでに完成しています。特に順番にこだわらず、完成しているもののうち、興味のあるストーリーから読みすすめてOKです。