薔薇の迷夢

ピチレモンについて書かれた日記

史上サイコーに詳しい「ファッション誌創刊の歴史」

■最も伝統ある中学生雑誌は?
f:id:GYOPI:20160603030117g:plain:right今年2010年は、ピチレモンが「創刊25周年」を迎える記念すべき年。そこで、さっそく1月号から本誌でも大々的にアピールが行われてきました。夏帆さんをはじめとする有名な卒業生にインタビューしたり、これまでのピチレの歩みを振り返ったりと、いろいろ特集も組まれたりしました。

と、ここで、ふと思うわけです。他誌はどうなんでしょうか。現在の中学生雑誌ナンバーワンであるニコラは? ラブベは? ハナチューは? それぞれの雑誌が、創刊から何年たつのか。何年の歴史を持つのか。最も伝統のあるファッション雑誌はどれなのか。

ということで、今日の日記では、上記4大中学生雑誌に、ニコ☆プチとDiaDaisyの2誌を加えた合計6誌について、創刊からの歴史をみていきたいと思います。


■中学生ファッション誌の創刊年代一覧

1986年4月創刊:ピチレモン(現在約14万部)
最も伝統ある中学生雑誌は、もちろんピチレです。6誌のうちでも、ダンゼン古い1986年に創刊。よって、今年で25周年を迎えたわけです。2位のニコラが97年創刊ですので、ニコラより10年以上も長い歴史を持っているのです。
1997年6月創刊:ニコラ(現在約23万部)
現在売り上げトップを誇るニコラは、ピチレから11年遅れて創刊されました。97年6月ですので、ニコラは今年で14周年となります。
2001年12月創刊:ラブベリー(現在約12万部)
3番目に古いのがラブベリー。ニコラから4年ちょっと遅れた2000年代に入ってからの創刊となります。上の2誌とくらべ比較的新しい創刊で、かつギャル誌とは一線を画す正統派路線なこともあり、ラブベにといえば洗練されたイメージがあります。
2003年5月創刊:ハナチュー(現在約8万部)
4大誌の中で最も新しいのがハナチューラブベリーとはそれほど差のなく1年ちょっと遅い創刊。ちなみに管理人は、ハナチューを創刊の次の号から買ってた、根っからのハナチュー読者だったりします。ピチ読になるまで、ずっと買ってました。
2006年9月創刊:ニコ☆プチ(現在約13万部)
ニコラの姉妹誌ニコプチは、2006年の創刊。いまでは、伊藤夏帆ちゃんや中島愛蘭ちゃん、奏音ちゃんのようにニコプチのモデル出身者がニコラのモデルとなるのは当然、 三吉彩花ちゃん&西野実見ちゃんにいたっては一気にセブンティーンに行ったりと、すっかり「ニコプチ」=「一流誌モデルへの道」&「将来性のある雑誌」として注目が集まっています。その証拠に、部数も13万ということで、すでに4大誌3位のラブベを超え、ピチレに迫る勢いで伸ばしています。
2009年11月創刊:DiaDaisy(現在約9万部)
そして去年創刊されたのがディアデイジー。小学館ということで、過去廃刊となった「メロン」(祥伝社)や「CANDy」(白泉社)の流れを汲む敗者復活的位置づけとなります。


■自分の読んでる雑誌は何周年なのか?
ちなみに、自分の読んでる雑誌が創刊から何年たつのか、今年で何周年を迎えるのかは、各誌の裏表紙を見ればわかります。本をひっくり返して裏側にし、バーコードがある面、つまり、今月のピチレでいうと、広告の「ザビエルさん」の肩の辺りに『9月1日発行・発売、第25巻第10号』と書いてあります。この「25巻」というのが、創刊以来25周年となることを表わします。

ニコラの場合も、ほぼ同様の場所に『2010年10月1日発行、第14巻第10号』と書いてあり、ニコラは今年が「14周年」であることがわかります。


■「創刊時期」と「売り上げ部数」の関連性
では、創刊年代と、各誌の売り上げの関連性はどうなっているでしょうか。やっぱり、伝統ある雑誌ほど、売り上げも多いのでしょうか。まずは以下の、売り上げ推移グラフを見てください。

ピチレは、創刊以来じつに21年もの間トップの座を守り続けてきましたが、2006年にニコラに並ばれます。そして、ついに2007年に抜かれてしまいました。

で、2008年以降については、もうご存知の通り。ピチレとニコラの差は広がる一方で、最新データ(参考:2010年4〜6月期データ)でいうと、ニコラ23万部でピチレ14万部。なんと10万部近い差になってしまっており、逆転は難しいのが現状です。

3位については、ラブベリーが安定。一時、2007年だけは4位になってしまいましたが、あとはずっと3位を守っています。そして、4位の定位置がハナチューとなります。

以上みてきたように、創刊が古いということは、それだけ伝統と知名度があり、多くの読者を獲得できるチャンスがあるということ。よって、ほぼ「創刊順」が「売り上げ順」となっていることがわかります。まあ、本来はダンゼン古いピチレが、ダンゼンの1位であるべきなんですが・・・実際2005年まではダンゼンの1位だったので。


■ピチレの創刊号について
最後に、ピチレの創刊号について。第1号は、1986年の4月1日発売の、5月号となります。以下の画像が伝説のピチレ創刊号の表紙。このように、表紙はモデルさんではなく、イラスト。かつ、本のサイズは、現在のA4判よりひと回り小さいB5判。定価は320円でした。


■まとめ
ということで、各ファッション雑誌の創刊時期についてまとめてみました。もちろん、だれもが「中学生雑誌といえばピチレ!」と思い浮かぶことから、ピチレが最も伝統ある雑誌だとは思っていましたが、ここまで1誌だけ飛び抜けて長いとは思っていませんでした。

となると、あとは、売り上げ&人気の回復。いつも書いてますが、ピチレモンのモデルの「レベル」「質」「可愛さ」は、全誌のなかでもトップ。ですので、あとは「売り方」と「誌面の充実」と「オーディション制度の改革」につきます。せっかく記念すべき25周年を迎えたのですから、これを期に、なるべく早い時期にニコラを逆転し、再び中学生雑誌のトップになれるといいと思います。

なお、今日のテーマに関連した日記として、すでに無くなってしまった雑誌も含めた「ファッション雑誌 創刊・廃刊の歴史」というのを去年書いてあります。最近、三月の転校生を読み始めたという方は、こっちも読んでみてください。(⇒「ファッション雑誌の歴史」