薔薇の迷夢

ピチレモンについて書かれた日記

ピチレモン2008年重大ニュース

■2008年のピチレモンを振り返る
今日は、もはやうちの日記での年末恒例企画となった、三月の転校生版「ピチレ重大ニュース」。この1年のピチレモンはどんなだったか。ピチレにどんな出来事があったか。日本で唯一(?)のピチレモンファンサイトの管理人として、筆者なりにこの1年の、ピチレに関する動きを振り返ってみようと思います。




■第1位:「ピチレ定価偽装問題」
2008年はピチレモンの定価偽装問題が発覚しました。これまで、「通常定価は390円」と公示され、読者もそれを信じ続けてきました。しかし実際は、2007年の1月号以来、毎月毎月「特別定価」との但し書きが表紙の値段のところに小さく添えられ、常に400円〜460円で売られてきました。

つまり、「『通常定価』は390円ですが、今月は『特別定価』なので、450円ですよ。今月は『特別』なので、『値上げ』ではないんですよ」という、どうみても「値上げ」なのに、値上げを認めないという、まさしく「嘘」「偽装」「読者だまし」の状態が2007年の1月以来、延々と続くことになりました。

そこで、今年の7月〜9月にかけ、三月の転校生が「特別定価の嘘」と題したキャンペーンを展開。数々の証拠を上げつつ、3回の連載にわたって徹底的に糾弾しました。

で、その成果か、はたまた偶然か。これまで2年近く連続して続いていた、表紙の「特別定価」表示が2008年の10月号から突然消えることになり、これまで長らく続いてきた「定価偽装表示状態」が、一時的に解決したのでした。

●「定価の嘘」追求キャンペーン3部作
  - 特別定価の嘘(第1回) 
  - 特別定価の嘘(第2回)
  - 特別定価の嘘(最終回)




■同率1位:「ピチレ値上げ問題」
さらに、続く12月号では、「定期購読のお知らせページ」にて、「通常定価450円=年間購読5400円」との表記がなされるにいたり、これでついに「値上げ」が確定しました。2008年12月号は、編集部がピチレモン値上げを認めた瞬間。

こうして12月号、1月号と「通常定価(450円)」が続きます。そして、現在発売中の2月号は「新年特別スペシャル付録付き(?)」ということで、「特別定価」が復活し10円アップの460円に。この2月号にて、数年ぶりに「特別定価」という用語が本来の意味の通り、正確に用いられることになりました。

それにしても、こうした一連の騒動をみるにつけ思ったことは、ただ一つ。ニコララブベリーも、

・「これから値段あがるけど、今までどおり応援してね。
  値段が上がる分、最高のラブベリーにしていくことを誓います」
 (ラブベリー8月号)

・「ニコラの定価が450円になりました。
  もっと楽しく、かわいく、おしゃれなニコラになるようがんばるので、これからも応援してね!」
 (ニコラ10月号)

と、素直に値上げ認め、真摯な態度で編集部が読者に報告・説明しています。「値上げするけど、もっと楽しい誌面づくりをします」「より魅力的な雑誌にします」。しかしピチレはどうでしょう。うちの日記が指摘しなければ、値上げの事実、つまり「12月号から通常定価が450円になった事実」さえ、読者の多くが知らないはずです。

繰り返しますが、このピチレ編集部の姿勢が問題なのです。読者を子供だと思ってバカにし、姑息に「値上げ」から目を背けさせ、逃げ続ける。それで、逃げられなくなったら、今度はこっそりと「定価450円に修正」をすませ、読者には一切「お知らせ」という形で事実を告げない。

いい誌面づくりをすれば、読者はついてきます。値上げしたって、ちゃんと売れます。なにより、ピチレはナンバーワンの雑誌です。その誇りを持って「これから値上げしますが、がんばります」と一言宣言すれば、よかったのです。

ピチレの歴史に残る、白井編集長の誤った判断。「値上げ」を認めることから逃げ続け、うやむやにし、既成事実化する姿勢は大問題です。この「編集長&編集部の嘘」を、三月の転校生「2008年ピチレ重大ニュース」のトップとすることで、来年以降、こういった読者軽視がなされることのないよう、願いたいと思います。



■第3位:「元ピチモの『AV』『キャバ』転身」
2008年は、ピチモ卒業生が、「AVデビュー」「キャバ嬢デビュー」したことも、一部ファンの間で大きな話題となりました。

より広く知れ渡ったのは、前者の「AV」の方。ですが、その実は、なにも知らない大人の男性が、単純に「元モデル、それも清純優等生系といわれるピチレモンの卒業生のAV」ということで、勝手に期待を抱き、盛り上がっていただけ。

というのも、この自称「ピチモ卒業生」は、非オーデで、それもかなり昔にほんの数回、モデルとして登場したにすぎない、いわば傍流中の傍流。今の読者はもとより、多少ピチレモンに詳しい人であっても、その現役時代を知らない、名前すら聞いたことが無いくらい。

つまり、この騒動の「裏」を言ってみれば、ようするに「元ピチモ」と声高に宣伝することによって、また、ピチレモンという有名誌の名を語ることによって、とにかく世間の注目を浴びることのみを目的とした悪質な便乗商法。わたしたち読者にとってはもとより、なにより編集部にとって、「ピチレモン」という雑誌にとって、なんとも迷惑で騒動あったともいえます。

一方の後者は、八鍬里美のキャバ嬢転身。本年10月に、18歳の誕生日を迎えたことで、お仕事解禁。現在、歌舞伎町の某有名キャバクラで働いています。ただし、こちらは、ごく狭い範囲での話題にとどまりました。

とはいえ、八鍬は、ピチモの本流であるオーディション出身のタンバリン。表紙も経験した、トップクラスの人気ピチモで、正統中の正統。前出AV嬢とは比べ物にならないくらいの大物である点、一部ファンに、かなりの衝撃だったようです。

本誌初登場後、瞬く間にエース級の人気ピチモへとなった、八鍬。歴代のピチモをみても、彼女ほど可愛い子となると、なかなかいないといえます。そんな八鍬は、新しいお仕事でも、きっとトップに立てることでしょう。新しい世界でも、がんばって行ってほしいと思います。




■第4位:「非オーデの寡占化
非オーデとは「ピチモオーディションを経ずに、ピチモになること。もしくは、ピチモオーディションを経ずにピチモとなったモデル本人」をいいます。ようするに、事務所に所属しているタレントが、所属事務所の紹介・斡旋によって、オーデをすっ飛ばして直接ピチモとなることです。

この方法については、ある程度、所属する事務所の「力」「編集部とのコネ」が必要なのはいうまでも無く、過去、非オーデによってピチモ加入したタレントの所属事務所をみてみると、想像通り特定のところに偏る傾向がみられます。

それが、今年2008年は、ますます顕著となりました。具体的には、加地千尋の「ムーンザチャイルド」が、加地の後継として黒岩伶奈を送り込んできました。同様に、安倍エレナの「スターダストプロモーション」は、吉原あおいを。反田有沙の「エヴァーグリーン」は、伊藤梨沙子を。このように、1つの事務所が、非オーデという手段を使い、どんどん順番に新しいタレントを送り込んできています。

もともと、オーディションを経ないということで、その加入経緯、選考基準が大変不透明な非オーデの仕組みですが、近年、「非オーデが少数の事務所に集中」し、かつ「特定の事務所が既得権益として『ピチモ枠』を保持し、枠内で自由に差し替える」ことが横行するにいたり、ますます読者の不信を招く結果になっています。編集部にとっても、大々的に「ピチモオーディション」を実施し、そこからピチモが選ばれるという大前提を崩していない以上、そろそろ「非オーデ制度」について、読者へ何らかの説明が必要な時期にきているのかもしれません。




■第5位:「ユキ姫卒業」
最年長のお姉さんとして、長らくピチレをひっぱってきた占部佑季がピチモを卒業。高2ということで、読者もいつかはこの日が来ると予想してはいましたが、それでも大ニュースでした。

占部といえば、2006年のピチモオーディション出身。ちなみに当時は、オーデの合格に「グランプリ受賞」と、「準グランプリ受賞」の2種類の格があって、このうち占部は、なかなか出番が与えられない、格下の「準グランプリ」としての合格でした。

しかし、そんな不利な環境にも関わらず、その後は持ち前のルックスとスタイル、そして親しみやすくて優しい性格から、ぐんぐん人気が出てきて、ついにエースまで上りつめたのでした。準グランプリから、ここまで上がってきたのは、浅田美穂以来の快挙。いかに、占部の人気が高かったかがわかるというものです。

そんな彼女には、今後モデルとしての活動や芸能活動を続けるにしても、もしくは夢である「英語に関するお仕事につく」ために勉強に専念するにしても、これまでピチモとして学んだ経験をいかし、がんばっていってほしいと思います。




■第6位:「ふっきー卒業」
中3という、まだまだ早すぎる時期での吹田祐実の卒業。理由は「将来の夢である薬剤師になるために、ここらでちょっと学業に専念したい」。今年に入り、身長がグングン伸びて、黒田瑞貴にも追いつこうかという勢いだった彼女。スタイルも完璧になり、まさにモデルとしてますますの活躍が期待されるという時期での卒業は、やっぱりすごく残念です。それでも、夢に向かってがんばる吹田を応援したいと思います。




■第7位:「まえのんソロ表紙」
前田希美が9月号にて「ひとり表紙」。占部佑季以来、久々の「ひとり表紙」の誕生となりました。「表紙は雑誌の『顔』」。そんな、最も大事な表紙に「単独」で掲載されるという快挙。読者人気&モデルとしての実力を証明するものであり、これで名実ともに、前田がピチモのトップに立ちました。なお、この2ヵ月後に、もう1人のエース黒田瑞貴も「ソロ表紙」となります。




■第8位:「第16回オーディション結果発表」
毎年恒例、6月号は新ピチモお披露目。今年は、井手上梓、宮本優花、中村榛花、小川千菜美、志田友美、荻野可鈴の6名が合格。晴れて新ピチモとして仲間入りを果たしました。

2006年は合格者が3人、2007年は4人ということで、少数精鋭の高競争率が続いていましたが、今年2008年は久々に6人という大量合格。しかも、小6&中1が中心。一気にピチモ全体の平均年齢が若返りました。




■第9位:「安倍エレナ、P-Aメンバーとして大活躍」
「Power Age (パワーエイジ)」として、安倍エレナがCDデビュー。他、安倍は日本テレビ「99プラス」にピチモ代表として出演するなど、大活躍。ピチレ誌上だけでなく、いろいろな場で安倍の姿をみることができ、ファンとしてすごくうれしかったです。




■第10位:「ピチスタ打ち切り」
テレビ埼玉で月に1回放送された「ピチスタ」が最終回を迎えることになりました。ピチモが動いてる・喋ってる姿をテレビで見られるということで、ピチレファンにとってすごく大切な機会。打ち切りは残念ですが、またいつか復活する日を楽しみに待ちたいと思います。