薔薇の迷夢

ピチレモンについて書かれた日記

ニコラはいつから中学生雑誌ナンバーワンになったのか?

f:id:GYOPI:20160714023034p:plain:right■中学生雑誌ナンバーワン

ここ最近で、「中学生雑誌ナンバーワンはニコラ」というのも、すっかり定着してきました。実際、ニコラの表紙の一番上に「みんなのおかげで中学生雑誌ナンバーワン!」と書いてある通り、その部数は、ライバル誌ピチレモンを遥かに上回っています。

しかし、過去。それこそ、ちょっと前までは、「中学生雑誌といえばピチレ」だったのも事実です。今年で創刊から26年となるピチレは、今年で創刊15周年のニコラより、実に10年以上も長い伝統を持っているのです。(⇒参考:中学生雑誌の歴史

そんなわけで、当然に部数も、過去のある時点までは、ピチレの方が圧倒的に多かったわけです。全盛期である2002年時点では、なんと30万部以上を誇ったピチレモン。長い間、「中学生雑誌トップ」の座は不動だったわけです。


■ニコラがピチレを抜かした日

では、ピチレは、いつニコラに抜かれたのでしょうか。いつから、ニコラがピチレの部数を上回るようになり、ニコラが「ナンバーワン」を名乗るようになったのでしょうか。

まずは、以下の「部数推移グラフ」を見てください。これは、両誌の年間の部数を表わしたものですが、グラフが交差している点を見ると、2006年から2007年にかけて、逆転が起こったことがわかります。

ですが、これは年間データです。残念ながら、月別のデータは無いので、具体的に2006年の何月に逆転したかまでは知ることが出来ません。


■ピチレ&ニコラ部数推移


■逆転は2006年の10月

そこで、冒頭の「みんなのおかげで中学生雑誌ナンバーワン!」のキャッチコピーに注目します。この文字が、ニコラの表紙に入るようになった時期を探していけばいいわけです。

すると、ニコラ2006年11月号。以下の通り、それまで無かった「ナンバーワン!」の文字が、この月より突然入ってきました。さらに、この号のメーン特集は「ナンバーワン祭り!!マル中ランキング」ということで、新たに中学生雑誌トップの座についた記念であると分かります。以上より、ピチレとニコラ逆転劇は2006年10月に起こったということがハッキリしました。

nicola (ニコラ) 2006年 11月号 [雑誌]

※右上部分を拡大すると ↓
 


■まとめ

まさに6年前のちょうど今頃、ニコラがトップに立ったわけです。そして、それ以降、現在まで、ニコラの全ての号に「ナンバーワン」と入っているように、また、上のグラフからも明らかなように、一度たりともピチレに逆転を許していません。ちなみに、最新のデータで、両誌の間には約10万部の差があり、もちろんこれは過去最大の差となります。

ということで、今後ピチレが、再びニコラを逆転し、中学生雑誌1位に返り咲くことができるのか。さすがに10万部の差は大きく、なかなか難しそうですが、それでもピチレ編集部には、この少しでも差を縮めるべく、がんばって欲しいと思います。