薔薇の迷路

かつて三月の転校生と呼ばれていた日記

短期集中連載「タンバリンアーティスツ研究 ( I )」

GYOPI2012-05-23

■新人募集オーディション
ピチレモン6月号の123ページに、モデル事務所タンバリンアーティスツが主催する新人オーディションの募集広告が出ています。そこには、前田希美ちゃん&京佳ちゃんを中心に、志田友美ちゃんや荻野可鈴ちゃんなどなど現役ピチモやピチモ卒業生が所属タレントとして紹介され、「ウチらといっしょにお仕事しませんか?」と書かれています。では、この今回が初めて開催されるタンバリンオーディションに、応募すべきでしょうか。

三月の転校生では、今年になってからエイベックスのアイドルオーディションや、スターダストのモデルオーディション、オスカーの国民的美少女コンテストなどを取り上げてきました。しかし、こういった超一流の大手事務所が主催するオーディションと比べ、明らかにタンバリンオーディションは知名度が落ちます。とはいえ、知名度が低くても信頼できるオーディションはいくらでもあるし、なにより競争率が低ければ受かりやすいもの。


■タンバリンを知る
そこで、応募するかしないかを検討するための1つの判断材料として、まずは、タンバリンという事務所を知ることが大事です。そのため、これから数回に分けて、タンバリンアーティスツ設立の歴史をはじめ、ピチレモン編集部との関係、所属者の実績&将来性、今後の展望をみていこうと思います。

この「タンバリン10周年記念オーディション」を受けようか迷ってる人、興味ある人はもちろんですが、オーデに興味ない人も、ゆうみん他、山田朱莉ちゃんや小林玲ちゃん&小林由理ちゃん、岡美咲ちゃんたちが所属する、現役ピチモの最大勢力を誇る事務所について知っておくことは大切です。ぜひ、最後まで読んでみてください。


■タンバリンとは?
タンバリンアーティスツとは、いわずと知れたピチレモン編集部提携の芸能事務所。2002年12月の設立以来、2010年までの長期にわたり、ピチモオーディションの合格者を一括して引き受けてきました。

ここで基礎知識の整理。ピチモオーディションに応募できるのは、「事務所に所属している人」と「事務所に所属していない一般の読者」の2通りあります。で、当然に前者は、合格後もこれまでの事務所に所属したままピチモとして活動します。去年の例でいうと、関根莉子ちゃんがスターダスト所属としてオーディションに応募し、合格後も、もちろんスターダスト所属のままです。

一方、後者。応募時点でどこの芸能事務所にも所属していない人は、どうなるのでしょうか? 普通は、それこそニコラやセブンティーンのオーディション合格者は、合格決定後に編集部と本人&保護者で話し合い、将来的なことも含め、お仕事の希望&方向を考慮の上、編集部の紹介する芸能事務所へと、個別に所属が決まるわけです。

ですが、ピチレモンは違いました。ピチモオーディションの合格者は、有無をいわず、とにかく自動的にタンバリンに所属することになっていたのです。ようするにタンバリンとは、ピチモオーディションに合格した一般の応募者が100%必ず所属することになるというになる、いわばピチモ専用の芸能事務所だったのです。


■新ピチモ一括引き受けの終了
と、ここで「ピチモ専用の事務所だった」と過去形なのは、理由があります。これまで、三月の転校生でも繰り返し書いてきたように、ついにピチレモンでも、2011年のオーディションから、その制度が変わったのです。

ようやく去年の第19回ピチモオーディションから、合格者が全員まとめてタンバリンに所属するのではなく、ニコラやセブンティーンのように、編集部の仲介により、様々な芸能事務所にバラバラに所属することができるというルールになったのです。

なお、この最初のケースが、一般応募ながらボックスに所属が決まった楠山真緒ちゃんであり、テンカラットに所属が決まった中山咲月ちゃんというわけです。ただし、この2011年をもって完全にタンバリンと切れた、提携が終わったというわけではなく、同期の中では唯一、野々宮優ちゃんがこれまでのようにタンバリン所属となりました。

ようするに、提携が「ゆるく」なったわけです。これまでのように、オーディション合格者一括引き受けという形で、新ピチモを完全に囲い込んでいたタンバリンの独占状態が終わり、その他の事務所も参入できるようになったのです。タンバリンも、その他の多くの芸能事務所の1つという位置づけなったわけです。


■タンバリンの歴史
では、これまで、いったい何人の新ピチモがタンバリンに所属していったのでしょうか。もちろん、タンバリンにも、まえのんと仲良しの後輩でピチ読にも有名な京佳ちゃんや、ピチモから誕生したアイドルユニット「ピポ☆エンジェルズ」のメンバー岩崎愛ちゃんのように、ピチモオーディション合格者でない所属者も存在しますが、やっぱり主な所属タレントとなると、ピチモ&ピチモ卒業生になります。

そこで、タンバリンに所属したピチモオーディション合格者の一覧を見てみましょう。以下の通り、現時点で実に54人もの新ピチモが、ピチモオーディション合格後、タンバリンに入っています。


タンバリンアーティスツ所属となった全ピチモ一覧

第03回 広重美穂
第04回 右手愛美
第05回 原田百合果 佐藤栞里 橋本歩唯
第06回 壁谷明音  浅田美穂 小川祐里佳 杉本有美 御前美帆 南谷結
第07回 鶴長まや  井上美帆 伊吹ひかり 追留愛美
第08回 北村梨夏  矢本彩
第09回 迫綾香   高木優  藤原由果  富本彩  樽本杏里 辻朋美
第10回 天野莉絵  澤田実和 勝連愛里鈴 加藤里奈 占部佑季
第11回 田中美月  高野瞳  松前吏紗
第12回 大山桃子  八鍬里美 愛須春伽
第13回 太田彩央里 吹田祐実 貝森亜理沙
第14回 黒田瑞貴  前田希美
第15回 宮坂亜里沙 清野菜名 蒲田華恵
第16回 井手上梓  中村榛花 荻野可鈴  志田友美 宮本優花
第17回 岩田宙   山田朱莉
第18回 小林由理  西村怜奈 小林玲   岡美咲
第19回 野々宮優

※事務所設立前のオーディション合格者(第7回以前)は、設立後に入所
宮本優花は半年後に移籍


■タンバリン自動所属システム
ピチモオーディションの合格者は毎年平均で5人です。で、そのうちの無所属者、つまりは一般読者はだいたい3〜4人。ということで、毎年4人前後が新しく所属タレントとして、タンバリンに入って来ていました。しかも、ただの新人さんではありません。それこそ、ピチモオーディションという中学生雑誌で最も伝統のあるオーデで選ばれた合格者たちなのです。

とにかくこうしてタンバリンには、毎年毎年、黙ってても将来有望な新人が自動的に入ってくるというシステムだったのです。自社でオーディションを実施しなくても、街に出てスカウトをしなくても、一切何もしなくても、何の苦労もなく定期的にピチレモン編集部から新人モデルが供給されてきたわけです。


■次回へつづく
では、この54人の所属者はどんな子たちだったのでしょうか。ピチレモン本誌で、ピチモとしてどこまで活躍できたのでしょうか。次回の連載第2回では、「ピチモ・エースの系譜」としてタンバリン所属者の活躍を中心に、他誌モデルと比較した将来性などをみていく予定です。