薔薇の迷夢

ピチレモンについて書かれた日記

荻野可鈴に初表紙の資格ナシ

■ピチモの「ピチレ外での仕事」について
「男性向けの雑誌でグラビアを、とくに水着グラビアなんかをやるのは、せめてピチモ卒業後にして欲しい」。これは、繰り返し繰り返し三月の転校生が主張してきていることです。

だって、そうじゃないですか。ピチモは「プロのモデルである」とはいっても、まだまだ中学生の女の子。そんな子が水着になって、もしくは、体のラインのハッキリ出る服を着て撮られた写真が、男性向けのグラビア誌に掲載される。

これは、やっぱりおかしいことだと思います。最低でも高校生、せめて18歳以上とか、そのくらいの年齢になった子が自分の判断で水着を選択し、それではじめてグラビアデビューするべきです。

今日は、「グラビアJAPAN2010」での「ミスヤンジャン受賞」により、『ヤングジャンプ』や『プレイボーイ』誌に掲載されている荻野可鈴ちゃんの水着グラビアと、そのお仕事について考えてみたいと思います。

↑1番右が可鈴ちゃん



■本題に入る前に
今日の日記タイトルが「表紙の資格ナシ」などと、かなり強いコトバになってますが、まず言っておきたいのは、管理人は可鈴ちゃんのファンであるということです。ちょっと前に公開した「ピチモソート」の結果からもわかるとおり、佐藤葵ちゃん、宮本優花ちゃん、星野悠月ちゃんと並ぶ大好きなピチモです。もちろん初表紙を期待していました。

ファンサイトとかファンブログの多くは、「ぜったい批判しない」「とにかくほめる」。そういったものがほとんどです。でも、ホントにそれでいいのでしょうか? 「良くないと思ったら良くない」「悪いものは悪い」。そうハッキリと意見を主張することこそ、ファンの役割です。

実際、三月の転校生では、これまでもピチレファンサイトでありながら、オーディション制度を批判したり、特別定価を批判したり、宣伝的なピチモのブログを批判したり、ピチモの個人的な発言を取り上げて批判したりしてきました。

ということで、今回も例に漏れず、管理人の思ったこと、考えることを、以下率直に述べていきたいと思います。



■ピチモと水着
まず、ピチモの水着写真に関する基礎知識から整理してみます。ピチレモンの「水着特集」といえば、毎年7月号に組まれます。2007年の場合は、松井さやかちゃんがバッチリ披露した「ビキニ姿」が話題になったように、例年7月号だけは水着特集目当てのオタク男性も購入するため、他の月と比べ、本誌の売上がグッと上がります。

でも、こういった本来の対象でない読者層に、それも「水着」だけを目当てに読まれるというのは編集部も考えていなかったところ。そこで、上記2008年の沖縄水着特集までは、普通にビキニでの撮影もありましたが、2009年から、その傾向が変化。今年の7月号を見てもらうと分かりますが、ビキニタイプがほとんどない上、たとえ上がビキニでも、下は完全にショーパンやスカートタイプになってます。

このように、編集部あげて「ビキニ廃止」に取り組んでいるのに、一方で、今回の可鈴ちゃんのグラビアのように、タンバリン主導で現役モデルがビキニ姿を披露することになってしまいました。



■中学生の水着
で、ここから本題です。まだ自分が水着になることの結果や影響について、正しく判断できないような中学生の女の子を、事務所の方針によって水着にして、しかも、それを男性向けグラビア誌に堂々と掲載する。その上、写真に『お兄ちゃんキラー』というコピーを付け、「中学生」という点と、なにより「現役ピチモ」という点を売りにして。

もちろん、ピチレモンのモデルは、それだけで一種の「ブランド価値」があり、一般の女の子や新人のアイドルと比べ、注目度も希少性もグッと高まるのは言うまでもありません。「あの、正統派中学生雑誌『ピチレモン』のモデルが、なんと水着に!!!」といった売り出し文句につられ、多くの男性ファンが購入するのかもしれません。



■問題の商売
しかし、こんな売り方、果たしていいのでしょうか。晴れて難関のピチモオーディションを突破した、将来性ある子。先輩ピチモや、芸能界への憧れをもって、ピチモになった子。そんな、ピチモになるという夢をかなえた子に対し、さっそく、水着のお仕事を割り振ること。

それも、ピチレの水着特集とか、そういったピチレ関連のお仕事とは一切関係ない、単なる男性誌でのグラビアのお仕事です。

しかも、ビキニの水着で、胸を強調したポーズをさせたり。もう、とても、見られたものではありません。こんなお仕事を平気で取って来て、中学生の所属タレントにやられるタンバリンアーティスツは、やっぱり問題だと思います。



■ヒミツの仕事
さて、可鈴ちゃんが「グラビアジャパン」にエントリーしていたことを知っている人は、どのくらいいるでしょうか? 管理人は、まったく知らなかったんですが、いろんな人からメールで教えてもらったことで、知りました。

当然、ピチレモン本誌では、可鈴ちゃんがグラビアジャパンにエントリーしてることは紹介されていません。でも、普通のお仕事なら、「ピチエン」や「ピチモのピチレ外のお仕事」コーナーで紹介してもいいはずです。

ということは、どういうことか。ようするに、ピチ読には「知られたくないお仕事」「知って欲しくないお仕事」だからに他なりません。

そりゃそうでしょう。これから来年のオーディションの募集を控えるところ、ピチモオーディションに受かったモデルが、ピチ撮以外のお仕事として、というか、ピチレとまったく関係ないところで、ビキニ姿になり男性誌に載るなんて、オーディション応募をためらったり、ピチモになることへの不信をもたれることになるからです。



■読者の意見
ですが、そんな「ピチ読にヒミツにしたい」水着グラビアも、現在はネット社会。どんなにピチレ本誌で取り上げなくても、簡単に小中学生のピチ読の目にも入ることになります。

実際、多くのピチ読も、去年の清野菜名ちゃんの水着グラビア同様、「あんな姿を見るのはショック」「男の人向け雑誌での水着は、やらないで欲しい」「まだ中学生なんだから・・・」といった意見が大多数です。ほとんどの人が「がっかりした」「悲しかった」と語り、中には「かわいそう」「無理してやってるのでしょうか?」と心配する人もいます。

こうして、読者に心配をかける事務所ってなんなのでしょう。こんなことまでして売り出したいのでしょうか。売り出しなら、もっと他の手段があるはずだし、せめて少なくとも、小中学生読者の憧れの対象であるピチモの現役モデルである間、水着グラビアを控えるのは、常識ではないでしょうか。



■初表紙
で、再び可鈴ちゃんです。可鈴ちゃんといえば、2008年オーディション出身にして、ピチモ歴も2年半となる人気ピチモ。同期、宮本優花ちゃんとならんで、現在、初表紙が最も期待される子の1人です。ですが、可鈴ちゃんには申し訳ないですが、あえて書かせてもらいます。

こういった「男性誌で水着グラビア展開」をやってるような子に、正統派中学生雑誌ピチレモンの表紙ができるわけがありません。

もし今後、可鈴ちゃんが表紙になったら、「この子、水着グラビアの子だ!」「グラビアの子がなんでピチレの表紙やってるの?」。こういった風に、ピチレを貶めることにもなります。

そんな、「中学生で水着の子」となってしまった可鈴ちゃんに、もはや表紙の資格はありません。こうなった以上、可鈴ちゃんには、なるべく早くピチモを卒業して欲しいと思います。



■タンバリンに提言
やっちゃったものはしょうがない。ということで、せめて今後、変わって欲しいという思いを込めて、タンバリンについて、お願いがあります。タンバリンには―――

・中学生を水着にさせない
・現役ピチモにグラビアをさせない
・水着やグラビアには、ピチモ卒業生を使う

の3点を提言したいと思います。

それでも、どうしても中学生を水着にして売り出したいなら、ピチレとの提携を解除すべきです。なぜなら、ピチモオーディションに合格した人は、強制的にタンバリン所属が決まるからです。これ、ものすごく大事なところです。



■タンバリン強制所属
ピチモオーディションに合格した人は、ピチレ提携事務所である、タンバリンアーティスツに所属することになります。ニコラのように、オーディション合格後に事務所と編集部と親が話し合って、それぞれが納得した上て所属が決まるのではなく、ピチモの場合は、強制的に100%タンバリンしか選べないという制度になってます。

ピチモオーディションに応募するのは、当然ピチモになりたいからです。ピチレに出たいからです。間違っても、オタク相手に「タンバリンマニア」なるイベントに出演したいからでも、男性誌で水着グラビアをやりたいからでもありません。そんな仕事、応募時に想像すらしないことでしょう。

でも、現実はそういうお仕事が待っているのです。

オーディション応募時に、合格したら「中学生に水着グラビアをやらせる事務所」に所属することになると知った上で、納得した上なら、仕方ありません。でも、強制的に所属が決められて、その他の事務所を選べないとなると、かなり問題です。



■ピチレとニコラの差
「ピチモになりたいけど、水着はヤダ」。「ピチモになりたいけど、なんか怪しい事務所がヤダ」。まさに、これがピチモオーディション(応募総数:8000人)とニコラオーディション(応募総数:1万5000人)の規模の差、もっといえば、ニコラ(23万部)に比べピチレ(14万部)は約10万部も少ないという売上部数の差に出ているのだと思います。

せっかく何千人もの中から勝ち抜いてオーディションに合格した、将来性のある子にとって、「中学生を水着で売り出すような事務所しか選べない」なんて、自ら将来をつぶすようなもの。所詮タンバリンには、本格的にモデルや女優を育てる力は、ないのかもしれません。



■ピチレ編集部に提言
続いて、編集部にもお願いがあります。編集部は、いくら主力事務所だからといって、タンバリンに好き勝手させず、あまりに目に余るような、ピチレを貶めるような活動をするピチモは、ばんばんクビにすべきです。

また、さらに一歩進めて、編集部には、上記「オーディション合格者のタンバリン一括引き受け」制度を、改めることも、早期に検討して欲しいと思います。

これを嫌って、この「タンバリンに所属」となるのが不安だから、ピチモオーディションを受けないという人も、最近多くなっていると聞きます。

ただでさえ、ニコラに10万部の差をつけられているピチレモン。そのモデルが、こんな水着グラビアに進出しては、まます小中学生の読者の心が離れていってしまうのも当然です。

そこで、ぜひ、ピチモオーディション合格者については、ニコラのように複数の事務所と提携し、それぞれの個性にあった事務所と契約ができるよう、考えて欲しいと思います。なにより、応募者が、安心してピチモになれるようにすべきです。



■水着展開について
もちろん、水着グラビア展開が、全て悪いというのではありません。ピチモ卒業後、本格的に芸能活動しようと思ったら、すでに女の子のファンが多いピチモにとって、新たに男性ファンを獲得する必要があります。で、そのための手っ取り早い手段が、グラビアなのは言うまでもありません。

ピチモの可愛さ&ルックスのレベルの高さは、ハッキリいって、同系誌モデルや、同世代のアイドルにあっても、トップクラス。前田希美ちゃんが出演中の『Q10』でも、「主人公のクラスで1番可愛いのは、まえのん!」なのは、ピチ読のみならず、視聴者の多くが認めるところ。

加えて、モデルですので、スタイルも抜群。そんな女の子が、水着になれば、あっという間に注目度が上がり、今回の可鈴ちゃんのように、みるみるうちに人気が出ます。

つまり、水着グラビア展開は、今後の自分を売り込む、最大のアピールとなります。三月の転校生としても、決して否定するものではありません。




■結論「現役ピチモを使うことがダメ」
でも、なにも今じゃなくていいし、なぜ今やるのか、その理由がわかりません。せめて、ピチモ卒業まで待って欲しいのです。卒業が高2だとして、まだまだ16歳〜17歳。それでいいじゃないですか。ピチモを卒業してから、水着展開していけば、十分じゃないですか。

小中学生の女の子の憧れの対象である現役のピチモが、男性誌で水着グラビアをする必要は、絶対にありません。ピチ読の1人として、ファンサイトの管理人として、これだけは絶対に譲れないところです。

●関連日記
⇒ピチモの仕事を理解するニコラに勝てない理由