薔薇の迷夢

ピチレモンについて書かれた日記

編集部と事務所の関係

ピチレモン編集部にとって、非オーディションで有名タレントがピチモになってくれれば、本誌の注目度がアップし、そのタレントのもともとのファンも購入するので、売り上げアップが見込めます。このパターンとして、具体的には菅谷梨沙子や、夏帆といった名前があげられると思います。

一方、事務所として「これから売り出したい」「まずは小中学生女子に知名度アップを図りたい(男性ファンは『水着』になれば簡単に獲得できる)」と考え、事務所の有望新人をピチモにするケースもあります。たいてい、ピチモになって数ヵ月後、狙ったように「主演映画」や「主演ドラマ」が発表され、さらにこれに被せて、ピチレの「初表紙」にすることで、編集部&事務所ともども相乗効果が期待できます。具体的には、加地千尋や江野沢愛美、高山侑子といったあたり。

また、総じて非オーデで加入するモデルは、前者「有名タレント系」なら言うに及ばず、後者「新人タレント系」でも、曲がりなりにもデビューに向けてレッスンを受けているプロ。モデルとしての意識、お仕事に対する考え方、その他もろもろ含め、即戦力として、オーディション出身の元一般読者とは比べ物にならないアドバンテージがあるともいえます。

こうして、非オーデの制度は、編集部にも、各所属事務所も、お互いに「利点」があるため、いくら「オーディション組」のピチモにファンが多くても、「オーディション組重視希望」の声が多くても、「大人の事情」として、このシステムがなくなることはありません。