■全46議席確定!
2005年のピチモ総選挙、ようやく全議席が確定しました。最大の焦点は「タンバリンが単独で過半数を獲得できるか」。結果、見事25議席を獲得。右手政権は、このまましはらくは続きそうです(参照:当選46人の公式プロフィール)。
■きっかけ
月末発売の6月号で、第12回ピチモオーディションの結果が発表されます。そこで、ふと「だれがいつくらいからピチモをやってるのか?、あの子はいつのオーディションで受かったのか?、いまピチモになって何年目なのか?」といったようなことが気になり、それらのデータのまとまったページを検索したら無いみたいなので、簡単なものを自分で作ってみました(参考:『オーディション一覧』)。
で、それを眺めていると、「出身地が偏ってる」ことや「モデルの入れ替わりが激しい」ということがわかりました。だったら、それを題材に「各モデルを出身県別に振り分け、中選挙区での当落ネタ」ができるんでは、と思いついたわけです。ということで、さっそくやってみた次第。なお、「役職・肩書き」等は、月初にやった『閣僚名簿編』『党役員名簿編』に準拠しております。お暇なら合わせてご参照ください。
■参考リンク
・右手内閣閣僚名簿:http://d.hatena.ne.jp/GYOPI/20050413#p2
・党役員名簿一覧編:http://d.hatena.ne.jp/GYOPI/20050409
・所属事務所一覧編:http://d.hatena.ne.jp/GYOPI/20050406
・オーディション編:http://www.geocities.jp/mizuiro_tenshi/miduki.html
■3つの”分かる”
この日記を読むと”分かる”こと。1番目は『出身地』。各モデルの出身県がひと目で分かります。2番目が『モデルになった経緯』。オーディションから勝ち上がってきたのか、それとも事務所推薦でモデルになったのかが分かります。3番目が『現在の状況』。入れ替わりの激しいピチモ。そんな、今現在のモデル46人が分かります。
■はじめに
それぞれ出身県別に割り振って”候補者”としました。「オーディション組」は選挙区に立候補。オーディションを経ない「事務所推薦組」は比例区に立候補。そのうえで、現在もモデルを続けていれば(公式HPのモデル一覧に名前があれば)当選、モデル契約終了ならば落選。
いちおうタンバリンを与党、その他の事務所を各野党としてありますが、とくに野党に関してはあいまいです。一事務所あたりの所属数が少ないので。
データは2005年4月23日現在のもの。したがって「第11回オーディション」までを対象としております。なお、特に直近の11回オーディション組を「新人」とし、さらに第10・11回オーディションにおいて最終選考まで残った子にも登場いただきました。
■おことわり
”中選挙区制”ということで「得票数&当選順位」が如実に記載されますが、それら一切が作者の差配によるものであり、必ずしも実際の”人気”を反映しているものではないということをお断りしておきます。また、「当選」「落選」に関しては、「ピチモであるかどか」の区別以外の意味はありません。「選挙ネタ」という都合上、「モデル契約の終了」をすべて「落選」とさせていただきました。
■確定議席数(選挙区34+比例区12)
選挙区 比例 計 与党 : 25 0 = 25 野党 : 9 12 = 21
46議席のうちわけは上の通り。与党タンバリンが、ギリギリで単独過半数を制しました。うん、けっこうこれはこれでいいバランスなのかもしれませんね。以下、注目の選挙区を中心に、各県ごとに簡単に解説していきます。
■東京[定数5]−最大の激戦区
当 浅田美穂 (タン・現) 220833 当 三輪麻未 (山王・現) 179554 当 広重美穂 (タン・現) 130971 当 斉藤友以乃(ブレ・現) 78844 当 伊吹ひかり(タン・現) 71202 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 落 御前美帆 (タン・現) 54919 落 鈴木麗 (イト・現) 48551 落 山本侑佳 (ルノ・現) 29952
5つの議席を、5党派からなる現職8人が争うという大激戦区。しかも、それぞれが各党幹部クラスということで、もっとも注目を集めた。しかし、結果をみれば、やはりタンバリンの実力者浅田政調会長が一歩抜けている。これに三輪・広重の両ベテランが続き、さらに最近テレビや雑誌に露出の多い斉藤と、多種多様な仕事をこなす伊吹が当選。
■愛知[定数5]−タンバリンの牙城
当 右手愛美 (タン・現) 210023 当 壁谷明音 (タン・現) 187550 当 高木優 (タン・現) 111077 当 北村梨夏 (タン・現) 70999 当 加藤里奈 (タン・現) 61333 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 落 近藤夏美 ( 無 ・新) 47911
歴代グランプリ多数排出している美少女王国愛知。今回もタンバリンで議席独占。党総裁として、所属各候補の応援演説に全国を飛び回った右手総裁。じつに地元入りはたったの1回。それでもさすがは現職の首相、貫禄でトップ当選。それに迫るのが同党の壁谷幹事長。ポスト右手最右翼ということもあり、2万まで詰め寄る大健闘。なお、わずかにあと一歩及ばなかった無所属の新人近藤は、とにかくめちゃくちゃかわいいので今後に注目(第10回オーディション)。ちなみに、1〜4位までが「グランプリ」という高レベル。
■神奈川[定数4]−タンバリンvsオスカー
当 井上美帆 (タン・現) 194809 当 藤本未来 (オス・現) 158822 当 矢本彩 (タン・現) 127970 当 勝連愛里鈴(タン・現) 127021 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 落 百瀬絵理奈(オス・新) 125332
タンバリンが3人、オスカー2人それぞれ候補者を立て政党同士の一騎討ち。各候補に票が割れての大混戦。結果は、中堅井上が手堅く票を固めトップ当選。これに藤本が食い下がる。矢本以下は、まったくの団子状態で当確が出たのは日付が変わってから。最終的に惜しくもオスカーの秘密兵器、新人百瀬が落選。しかしご存知の通り百瀬はその後鞍替えして、ただいま別路線で活躍中。下手に下位当選しなくって、逆によかった!?。
■大阪[定数4]−タンバリン苦戦
当 柳生みゆ(三矢・現) 254864 当 徳永えり(フレ・現) 209931 当 高野瞳 (タン・新) 102022 当 辻朋美 (タン・現) 79003 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 落 杉本有美(タン・現) 78541
伝統的に野党が強い大阪。与党タンバリンは「守りの選挙」で公認を3人に絞り、全員当選を狙った。しかしふたを開けてみれば、上位をすべて野党に持っていかれるという、予想通りの大苦戦。よって、身内で当落ラインの4位・5位争いを演じることとなった。結果、ベテラン議員杉本が、たった500差で涙を呑む。トップ当選の柳生は、ファンション誌業界に限らず、広範な支持層を抱える現職。徳永はドラマ主演などでの知名度を生かし、余裕の2位当選。
■埼玉[定数3]−タンバリン王国
当 原田百合果(タン・現) 270023 当 佐藤栞里 (タン・現) 219554 当 追留愛美 (タン・現) 129872 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 落 原田ゆりじ( 無 ・新) 3344
タンバリンの総務会長を務める現職の原田が圧倒的な強さ。以下、広報本部長佐藤、中堅の追留とタンバリン勢が議席独占。ちなみに新人原田は、タンバリン内の候補者調整で立候補辞退を迫られ、これに反対し無所属で立候補するも惨敗。
■兵庫[定数3]−大波乱
当 占部佑季 (タン・現) 154888 当 藤原由果 (タン・現) 139540 当 鶴長まや (タン・現) 131211 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 落 樽本杏里 (タン・現) 84412
若干地味な面子がらも接戦を展開。しかし、トップ当選を果たしたのは意外にも若手の占部であった(期待込みで)。・・・う〜ん、これ以上書く事がないので終わり。っていうか、この4人あんまり知らないし。。。
■千葉[定数2]−大物現職の一騎討ち
当 高崎愛梨 (月子・現) 272911 当 迫綾香 (タン・現) 238657 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 落 長野萌 ( 無 ・新) 73918
今回のいちばんの接戦選挙区。もっとも激しい運動が展開された。事前の予想は全くの五分であったが、ふたを開けてみれば最大野党である月子党党首高崎がなんとか面目を保ち、タンバリンの次期総裁候補の1人である迫を退けた。新人長野は大健闘、っていうかなんで選から漏れたのか不思議なくらいかわいい(第11回オーディション)。
■福岡[定数2]−世代交代
当 田中美月(タン・新) 201029 当 澤田実和(タン・現) 165040 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 落 妹川華 (星屑・現) 143293落 山択 (自眠・元) 75554
2000年の初当選以来、常に議席を守り続けてきた、全議員中で最多当選回数を誇る星屑の会の大御所妹川がついに落選。対立候補、若手タンバリン勢による熱心な「福岡一新・改革断行」の訴えが、多選・高齢に批判的な無党派層をはじめとする多くの有権者から共感を得た。長年「女帝」の異名をとる妹川の支配下にあり、行政の硬直が言われ続けた福岡。そんな福岡の未来を担うのが、新人田中と当選1回生の澤田。特にタンバリンが満を持して送り込んだ将来の幹部候補、田中の手腕に期待が集まる。
■三重[定数1]−現職大臣圧倒的強さ
当 天野莉絵(タン・現) 360023 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 落 ウツボ ( 魚 ・新) 43894
タンバリンのホープ、現職の天野農水相が当然ながら大量得票で当選。1人区ということもあり、三重では目立ったライバル候補も不在。相手が相手ということで堂々全候補者中で唯一の30万票超を達成。
■茨城[定数1]−長老峰の圧勝
当 峰のぞ美(月子・現) 240023 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 落 矢代舞 ( 無 ・新) 83342
おなじく一人区。長い経歴、その知名度から月子党副党首峰の圧倒的な勝利。しかし無所属の新人、矢代候補も堂々健闘。最終選考まで残った中では、格段にかわいいので、これからもオーディション挑戦、がんばってください(第11回オーディション)。
■その他一人区
徳島では富本彩(タン・現)、長野では藤澤ひかり(FM・新)、広島は松前吏紗(タン・新)、熊本では小島愛(社交・現)がそれぞれ当選。一人区でのタンバリンの強さが目立ったのはもう昔のこと。今回は一人区全6区中、三重・徳島・広島の3つを制するにとどまった。
■その他の大物現職の落選情報
岐阜選挙区では、タンバリンの中堅として地味ながらも堅実、根強い支持者を持つ南谷結がまさかの落選。壁谷幹事長と同期ということで、執行部による熱心な支援をうけるもわずかに及ばず。「中二階」とか書いてごめんなさい(謝)。。。とにかく残念です。
またループ党党首、青森の久米田美穂も惜しくも当選ならず。2000年に初当選、しかも今をときめく高崎・広重・峰といった大物を押さえてのトップ当選(第3回グランプリ獲得)でありました。もったいない。。。
■比例区[定数12]
届出政党名 配分議席 当落 名簿順位 候補者名 (バーディ党) 2 当 1位 佐久間信子 (現) 当 2位 安谷屋なぎさ(現) (デップ連合) 1 当 1位 野口由佳 (現) (BESIDE) 1 当 1位 長谷川愛 (現) (ループ党) 1 当 1位 川原真琴 (現) (スマイルの会) 1 当 1位 田中こなつ (現) (大きな林檎) 1 当 1位 平沢いずみ (現) (ABP) 1 当 1位 秋山奈々 (現) (新党ウイント) 1 当 1位 鎌田紘子 (現) (星屑の会) 1 当 1位 夏帆 (現) (日本中央党) 1 当 1位 すずき夢乃 (現) (日本風船党) 1 当 1位 大塚あん奈 (現) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (月子党) 0 落 1位 内田莉紗 (現) 落 2位 稲坂亜里沙 (現) (タンバリン) 0 落 1位 北川彩夢 (現)
比例区(非オーディション組)の当選者は上の通り。議席獲得者(モデル継続)は、各党名簿順位上位からの12名となりました。
比例区には最大野党の月子党が二人候補者をたてるが、一議席も獲得できず。とくに内田幹事長落選の報に、党内は衝撃が走った。これで議席を持つのは選挙区で勝ち上がった高崎党首と峰副党首のふたりだけという少数政党に転落。反面、佐久間党首のバーディは確実に2議席獲得。一定の発言力を確保した。与党タンバリンは、選挙区中心の作戦。比例は重視せず。
■感想
ということで、ようするに「オーディション組中心の出身地ネタ」になりました。ってまあ、選挙区(オーディション)に絞ったら、タンバリンの圧勝になるのは当たり前です(笑)。それと「愛知が強い」のはなんででしょうかねぇ?。あっ、比例は「党派別の拘束名簿」よりも、「非拘束全国区」でやったらおもしろそうですね。最後に一言、「ネタ」にこだわったため、データとしてはほとんど役に立たないものになってしまった(笑)。。。