以上、2012年の中学生雑誌界の展望をまとめると、「4誌体制から2誌体制になったことで、雑誌としての経営は安定するが、モデルの数は飽和状態となり、専属モデルになりづらくなる」。これが、今後の中学生雑誌界を占う上で導き出された答えです。具体的には…

最後に、休刊とは直接に関係ないですが、アイドルによるモデル進出について考えてみます。その昔、アイドルとモデルは全くの別物でした。アイドルといえば男性のもの。「オタク」「水着グラビア」「ぶりっこ」といったイメージ。対して、モデルは女性のもの…

一方、2誌体制の安定化による影響としては、「専属モデルの飽和」が考えられます。ただでさえ、現在はピチレが36人、ニコラが29人と、過去に比べそこそこ多くの数の専属モデルを抱えています。となると今後、この数が一気に増えることは、なさそうです。とは…

今後の中学生雑誌界の傾向として、真っ先に上げられるのが「安定化」です。これまで、4誌で売り上げを競っていたところ、突然に半分の2誌になりました。しかし、たとえ雑誌の数が2誌になっても、読者の数までもが、それに伴って半減するわけではありません。…

2011年から2012年のはじめにかけて、中学生雑誌界は、かつてない大変革の時を迎えることになりました。その原因は何かといえば、答えはもちろん「休刊」です。中学生雑誌といえば、長らく「4大雑誌」として、ピチレモン、ニコラ、ラブベリー、ハナチューと、…