三月の兎

かつて三月の転校生と呼ばれていた日記

ピチレ&ニコラの最新部数比較2013夏

GYOPI2013-09-01

■最新の部数発表
先週、中学生ファッション誌「ピチレモン」「ニコラ」について、それぞれ最新の部数が、日本雑誌協会ホームページ上にて発表されました。

今回の部数データは、「算定期間2013年4月1日〜6月30日に発売された各誌1号あたりの平均部数」(協会HPより)となります。つまり、この数字を比較することで、ピチレと二コラではどっちが人気なのか、どっちがより売れているのか、最新の状況が見えてくるわけです。


■過去3年分のピチレ&ニコラ部数推移


■部数推移表の解説
上の表は、両誌の過去3年分、2010年から現在にかけての、四半期(3カ月)ごとの部数推移をまとめたものです。今回発表された最新の部数(2013年4月〜6月期)は、表中の一番下、赤い網掛けになっている部分となります。

で、そんな注目の最新部数ですが、ピチレは前期(2013年1〜3月期)と比べ、意外にも5千部近く増やして「109,834部」。対するニコラも、わずかに800ほど増やして「216,034部」という結果でした。まだまだ両誌の差は、10万部以上ありますが、それでもなんとか今回、ピチレは4000ほど差を詰めたことになります。

ということで以下、ピチレ&ニコラそれぞれにつき、ここ最近の部数推移と、今回の結果に関して、グラフを用いつつ、個別に解説していきます。


ピチレモン:5000増は奇跡!?

今回のピチレは、109,834部で、前期比プラス4584部。過去最低だった前期に引き続き、11万台に戻すことこそできませんでしたが、管理人はじめ、ほぼすべてのピチ読が、「今期は落ちる」と予想していたところにあって、この約5000の増加はたいしたもの。

なんといっても、今回の集計期間は、4月から6月に発売された号ということで、具体的には5月号、6月号、7月号の3冊となります。つまり、4月号で、ちょうど高2組が全員卒業した、まさにその直後だったわけです。

さらに加えて、今年卒業した高2組は、例年と比べ、圧倒的に人気&存在感抜群の世代。歴代ピチモの中でも表紙回数トップ&2位の志田友美ちゃん&江野沢愛美ちゃんに加え、山田朱莉ちゃんまでがいたわけです。

そんなこともあって、「まなゆう世代の卒業で、自分もピチ読を卒業します」「セブンティーンに変えます」といったピチ読の声も多く、とにかく、今回の集計期間での、ピチレの部数下落は確実のものと思われていました。

それが、ふたを開けてみれば、意外にもプラス5000というけっこうな数字。では、この原因はなんだったのでしょうか。どんな増加要因が考えられるのでしょうか。


■ピチレ部数アップの要因として考えられること

1.『すイエんサー』の定着
2.『幽かな彼女』の影響
3.オーデ結果発表&水着特集
4.りこはる体制の確立

まずは、なんといっても一番大きいと思えるのが「すイエんサーの定着」です。改めて言うまでもなく、すイエんサーは、NHKのEテレで放送中の、ピチモがメーンで出演する科学バラエティ番組。2010年から、すイガールをピチモが担当するようになって、すでに4年目を迎えることになりました。

これだけ長く続いていることからも、すっかり人気番組として世間でも認知されつつあるわけで、なにより、NHKの全国放送で、ゴールデンにレギュラーを持つといことは、圧倒的な影響力を意味するわけです。

実際、すイエんサーの主な視聴者層としては、低学年の小学生が想定されます。そんな小さい女の子たちが、番組を見て、すイガールに憧れ、やがて、中学生雑誌を読む世代となっていく。すると必然、最初に手に取るのは、とりあず売れてるという二コラよりも、ずっと番組で見ていてより親しみのあるピチレとなるわけです。

検索やメールでも、ここ1、2年で、「すイエんサーガールズに入る方法は?」「すイガールになりたい」といった声も増えてきました。まさに、すイエんサーという番組を通じた、地道な活動の影響が、放送4年目にして、じょじょに実を結びつつあるのではないでしょうか。


■「幽かな―」の影響
また、今回の集計期間は、ちょうどドラマ「幽かな彼女」の放送期間に重なります。このドラマは、表面上は、二コラ勢である山本舞香ちゃんや飯豊まりえちゃんが演じるグループを中心とした構成に見えますが、実際は明らかにピチレ勢が上位でした。(⇒参考:女子クラスメート役の専属誌一覧)

2話でイキナリ未来穂香ちゃんがメーンの話が来て、4話ではなんと上白石萌歌ちゃんがメーン。さらに続けて、6話では荒川ちかちゃんがメーンの物語。こうして、各話でピチモが順番に主役級としてクローズアップされたわけで、まさにピチレ勢にとって、この上ないアピールの機会となったわけです。


■オーデ発表&水着特集
あとは、お馴染みの企画。7月号は、毎年1年を通じて最も部数が出るというのはよく言われる話。つまり、注目のピチモオーディションの合格発表がありそれを目当てに買う人や、水着特集を目当てに買うという人がいるということです。ようするに、いつもはピチレを買わない人が、けっこうな数、7月号に限って買うというわけです。

で、そこに注目度の高い新ピチモが加われば、その効果は何倍にも膨らみます。それが去年のオーディション発表の福原遥ちゃんであるわけで。まさに、当時は「現役のまいんちゃん」として絶大な人気&知名度を誇るはるんちゃんが、オーディションを経てピチモに入ってきたわけです。

もちろん、これだけが原因ではないですが、それにしても、はるんちゃん加入直後の「2012年4月〜6月期」を発端に、続く「2012年7月〜9月期」は、その数なんと13万超という、近年における最高部数になっていることが、グラフからも分かると思います。


■りこはる体制の確立
そして、エースコンビの正式な誕生。ここ最近、エースとされる関根莉子ちゃんのお相手は、中山咲月ちゃんで「りこさつ」なのか、田尻あやめちゃんで「あやりこ」なのか、それとも、森高愛ちゃんで「りこあい」なのか。編集部も、読者の反応を見ながら、手探りの状態が続いてきました。

それが今年になって、去年加入したはるんちゃんの急激な人気上昇もあり、ようやく「りこはる」で確定。すでに、「りこはるツーショット表紙」は、2回を数えます。

また、7月号で莉子ちゃんソロ表紙もありました。6月号で「はるんリアルまんが」もありました。こうして、「りこはる」がクローズアップされる号が、バッチリ、今回の集計期間に重なるわけです。

編集部は、現高1で、2人の非オーデも混ざっていて、あと1年もたたないうちの卒業となってしまう「SNRS」よりも、卒業まであと2年弱もあり、純オーデ出身コンビの「りこはる」を、いまから推すことによって、圧倒的な大エースコンビとし、長期的な読者獲得を狙った作戦を実行中。そして今回、この部数の面から見ても、現実にその作戦は成功しつつあるといえます。


■ニコラ:22万前後で安定推移

今回の二コラは、216,034部で、前期比プラス784部。グラフからも分かるように、基本的に二コラは大幅な増減はなく、ここ数年来、安定して22万部前後を維持しています。

そんな二コラ。やっぱり、ピチレとの最大の違い・優位点は、ニコモ卒業後の芸能界での活躍といえそうです。なんといっても、「地上波のドラマで主演できるか」。このポイントで、両誌の卒業生を比較してみます
■ピチレ&二コラ卒業生比較
「主演=出演者として名前が一番最初に載ること」。すると、二コラ卒業生で、普通に地上波ドラマで主演できる地位にある女優さんといえば、これまで、新垣結衣さん、西内まりやさん、川口春奈ちゃんの「3トップ」でした。それが今年になって、「あまちゃん」の大抜擢により、能年玲奈ちゃんが加わり、4人となりました。

一方のピチレ勢。こちらは、どうしても1枚落ちる印象。最近、注目度がぐんぐん上がり、がんばっている高田里穂ちゃんや穂香ちゃん、現役から、ちかちゃんがいますが、さすがに主演級というよりは、むしろヒロイン級。名前の表示順も、2番手、3番手といったところがせいぜい。唯一、夏帆さんが主演級ではありますが、それ以外、ほかにはなかなか名前があがってこない現状です。

こうしてみると、最も一般世間的に名前が知られるであろう「女優」としての成功例は、圧倒的に二コラ優勢なことがわかります。そんな影響もあってか、自然と二コラの部数が安定して高位を維持しているといえそうです。

■まとめ
ということで、ようやく、ピチレも部数の回復が見えてきました。そこでピチレに必要とされるのが、女優としての成功例。二コラのように、毎年ポンポンと、卒業生のドラマ主演が決まっていけば、そのアピール力は抜群。すイエんサー効果とあいまって、必ずや部数の大幅回復が見込めるところ。

そんな意味でも、ピチモ系の女優として、すでに名前を上げた、里穂ちゃんや穂香ちゃん、ちかちゃん。そして、東宝が女優としての売り出しに力を入れる萌歌ちゃん&小川涼ちゃんに、ホリプロが力を入れる優希美青ちゃん。さらには、この秋からヒロインとして出演のドラマがスタートする友美ちゃんなどなど、いかにピチモ系の女優として名前が売れるか、地上波ドラマへの主演女優が誕生するか、期待したいと思います。