薔薇の迷夢

ピチレモンについて書かれた日記

ピチ読のための芸能デビュー入門1

GYOPI2013-08-16

■芸能デビューの方法とピチモのデビュー経緯
今日から夏休み特別企画の短期集中連載として、「ピチ読のための芸能デビュー入門」をスタートします。今年のピチモオーディションに落ちちゃった人はもちろん、ピチモといわず、とにかく芸能界に入りたい、モデルになりたい、アイドルになりたいと思っている人、さらには、「芸能界に興味はあるけど…」と迷っている人などなどに向け、芸能デビューの方法について、詳しく解説します。

第1部では、一般的な芸能デビューの方法を4つに分類した上で、実際にピチモが、それぞれどんな方法でデビューしてきたのか、具体的に解説します。

第2部では、私たちピチ読が芸能デビューするための、もっとも現実的な方法とされる「養成所・芸能スクール」について、その利用方法と利点を分かりやすく説明します。

巷で、この管理人はピチレのことしか知らないんじゃないか、ピチモにしか興味ないんじゃないかと思われてもいるようですので、たまには、まじめに芸能の話を書いてみようと思ったわけです。とにかく芸能界に入りたいと強く考えている人はもちろん、ちょっとでも芸能デビューに興味ある人や、迷っている人にとって、参考になればと思います。




■芸能デビュー4分類

1、公募オーディション
2、所属オーディション
3、養成所・スクール
4、スカウト

一般的に、芸能デビューする方法としては、「大手主催の有名オーディションに合格して」「各芸能事務所の所属オーディションに合格して」「養成所や芸能スクールに入って」「スカウトされて」の4つがあげられます。

以下、この4分類について、それぞれの方法で芸能デビューしたピチモの名前を具体的に示しつつ、説明していきます。



■1、公募オーディション
大手芸能事務所が主催する有名オーディションとしては、東宝芸能の「東宝シンデレラ」、ホリプロの「ホリプロタレントスカウトキャラバン」、オスカーの「国民的美少女コンテスト」などが代表的。いずれも、芸能界に興味のない人でも、だれもがその名前を知っている有名オーディションとなります。

これらに共通するのは、合格が芸能デビューに直結している点です。各オーディションの合格者については、それぞれの主催事務所が完全にデビューをバックアップしますので、最も有利な条件で芸能デビューできることになります。

とはいえ、その分、言うまでもないことですが、合格率は驚異的な数字となり、とにかく最終合格は、めちゃめちゃ難しいものとなります。

なお、ピチモオーディションや二コラオーディションも、合格すると、事務所に所属した上で、すぐに専属モデルとして活躍できるわけであり、分類としては、この「公募オーデ」に入ります。




■公募オーディション出身ピチモの具体名
東宝シンデレラから、上白石萌歌ちゃん&小川涼ちゃん。いずれも、このオーデ合格によって芸能デビューを果たしました。するとさっそく、合格者自身が主演するミニドラマを収めたDVDが発売されたり、雑誌に載ったり、ピチモになったり、映画やドラマ出演が決まったりと、すっかり忙しくなっています。

優希美青ちゃんも、このケース。2012年、ホリプロタレントスカウトキャラバンで優勝すると、すぐに、ソロ写真集&DVDが発売され、雑誌グラビアにも多数出演。さらには、ピチレモン専属モデルにもなり、今年はドラマ「あまちゃん」にも出演しています。

田尻あやめちゃんは、ナルミヤ主催の「シンデレラオーディション」がデビューのきっかけ。約3000人の応募者の中から1位(グランプリ)となり、ヴィジョンファクトリー所属も決まりました。その後、ニコプチ、ピチレ、乙女新党と順調に活躍の場を広げています。

また、「天才てれびくんMAX」の企画による全国オーディションで大原優乃ちゃんが、エイベックスのアイドルオーディションで前島亜美ちゃんが、それぞれデビュー。その他、山崎紗彩ちゃんや玉川来夢ちゃんといったところや、一般読者からのピチモオーディション合格者も、この公募オーディション出身となります。



■2、所属オーディション
芸能事務所が新人を募集するための入所審査です。基本的に、通年募集、つまりは、1年中、いつでも募集している場合が多いです。各事務所のホームページをみるとわかりますが、けっこう目立つところに「オーディション」「新人募集」といったページがあり、そこに応募条件などが詳しく書いてあります。

たとえば、長崎すみれちゃんでおなじみのエヴァ―グリーン。サイトのトップページの右上に、オーディション募集の告知があり、その部分をクリックすると、詳しい募集内容ページに行きます。

たとえば、森高愛ちゃんのテンカラット。こちらも、ページ上段の帯になっている目次の中に「オーディション」という項目があり、そこから募集要項が見られます。

また、今年ピチモを卒業した、日向ななみちゃんが、卒業直前まで所属していた研音の所属オーデも、名門として有名。公式サイトの右上に「オーディション」とあり、そこから応募案内ページへ行けます。

とにかく、締切やテーマが決まっている特定公募オーディションと異なり、1年中、いつでも応募を受け付けているのが特徴。ということは、応募した時点で、すぐに審査が行われ、書類が通った場合は、随時、写真の追加提出や面接といった第2段階に進むことになります。

ただし、合格(所属決定)については、こちらも公募オーデなみに難しいようです。各事務所によって若干異なりますが、原則、合格者は、レッスン料・登録料などが無料。かなり有利な条件で、売り出してもらえる場合が多いからです。

実際、過去5年続いている、管理人主催の「ピチモオーディション予備校」で指導した人の中からも、毎年けっこうな数の人が、研音サンミュージックといった事務所の所属オーデを受けていますが、1次の書類は通っても、なかなか最終的な所属とまでは行かないのが現実です。

なお、こういった所属オーデを受けると、イキナリ合格(所属決定)とはならないものの、とりあえず「見込みがある」とされ、自社の養成所や関連スクールに入ることを進められるケースもあります。当然、その場合のレッスン料や入所費用は有料となり、そこそこのお金がかかることになりますので、この点には注意が必要です。




■所属オーデ出身ピチモの具体例
現役ピチモだと、長崎すみれちゃんが、バッチリこのケースに当たります。すみれちゃんは、もともとがモデル志望。とくに、小学当時は、ニコモの立石晴香ちゃんにあこがれていました。そこで、自分でインターネットで晴香ちゃんを検索し、その所属事務所エヴァーグリーンのホームページを見て、新人募集を知り、応募したわけです。

その他、志田彩良ちゃんや、加藤由梨愛ちゃんなんかも、この分類となるのではないでしょうか。



■3、養成所・スクール系
芸能スクールや養成所で、レッスンを受けつつ、デビューを目指すケースです。上記の2つのパターンと異なり、養成所やスクールは、基本お金を払うことで、誰でも入ることができます。つまり、このコースが最も現実的であるともいえます。

芸能のための学校というか、むしろ塾といった感じで、それこそ習い事の1つとして、レッスンに通うことになります。なお、最も現実的ということで、この点に関して詳しくは、第2部の「養成所・スクールの選び方」で改めて書きますので、そっちも読んでみてください。




■養成所・スクール系のピチモ
厳密にはちょっと異なる気もしますが、まずは山口乃々華ちゃん。地元のシダックスにて、ダンス講座を受講していたところ、先生からLDHのスクール「EXPG」を紹介され、入校。その後、自分で事務所に許可を取ってピチモオーディションに応募、合格しました。

埼玉の芸能事務所NEWSエンターテインメント所属の福原遥ちゃんは、当該事務所の子役養成機関「NEWSエンターテインメントスクール」出身。ウィキペディアには、所属も「NEWSエンターテインメント・スクール」となっていますが、正しくは「NEWSエンターテインメント」です。

その他、卒業生になりますが、高田里穂ちゃんは地元福岡の養成所「マジソン ミュージックアカデミー」出身。また、愛須春伽ちゃんの「キャレスボーカル&ダンススクール」、松前吏紗ちゃんの「アクターズスクール広島」といったところが代表的。




■4、スカウト
最後は、スカウトです。ただし、上記3分類と異なり、スカウトだけは、自分ではどうすることもできないもの。応募やアピールなど、自分から動くのではなく、とにかく、ひたすら「声をかけられるのを待つ」ことになります。

ということで、これはデビューの中でも例外ケースであり、期待したり、狙ったりするものではありません。もちろん、妙な事務所や、あやしいところから声をかけられることは多いかもしれませんが、大手や信頼できる事務所から声がかかることは、やっぱりめったにないといえます。




■スカウト系ピチモの具体例
そんな中、関紫優ちゃんは、小5のとき、初めて行った原宿を歩いていたところ、現在の所属事務所インセントのスカウト担当スタッフから声をかけられたことがデビューのきっかけ。

また、エース関根莉子ちゃんもスカウト。小学生の時、お台場にてスカウトされたことをきっかけに、スターダストに所属しました。その後、ピチモオーディションを受けて合格し、晴れて芸能デビューとなるわけで、ピチモが初めてのお仕事となります。

一方、卒業生では、未来穂香ちゃんのスカウト話が有名です。小6の夏休み、プライベートで家族でディズニーシーに行き、アトラクションに並んでいたところ、たまたま後ろに並んでいた、これまたプライベートで遊びに来ていたエヴァ―グリーンのスタッフの目にとまり、声をかけたのが、所属のきっかけ。

その他、池袋サンシャインで声をかけられた星野悠月ちゃんや、原宿で声をかけられた佐藤葵 ちゃんといったところも、スカウトで芸能界入りしました。

ということで、以上みてきた4つのデビュー区分につき、現役ピチモをそれぞれ分類した図を作ってみました。




■現役ピチモのデビュー経緯分類図




■第1部まとめ
ということで、どうだったでしょうか。やっぱり、スカウトや、ピチモオーディションをはじめとする大型公募オーデは、現実的でない、夢のような話であることがわかってもらえたと思います。

そこで、どうするか。まずは、自分でもできるであろう現実的な道を選ぶわけです。ちょっとがんばって、所属オーデに挑戦。それが無理なら、せめて養成所やスクールへ。

次回の第2部では、そんな現実的なデビュー方法について、主に養成所やスクールの仕組みを中心に解説していきます。