上の「編集長年表」を見てください。ここには、2000年からのピチレの歴代編集長&副編集長のペアが、年表形式でまとめてあります。
まず気づくのが、2009年あたりまでは1人の編集長&副編が、ある程度長い期間、最低でも3年〜4年は続けていたということです。時間をかけて、ピチレを自分の手でじっくりと作り込んでいけたわけです。
ところが、2009年以降はどうでしょうか。1人の編集長が1年程度、副編にいたっては、半年周期で交代していることが分かります。学研上層部が、1人の編集長に長い期間を任せなくなったわけです。
その理由としては、当然ニコラによる部数逆転があるといえます。ピチレが中学生雑誌ダントツ1位だったころは、1人の編集長にじっくりと本誌制作を任せていたところ、2007年に逆転されて以来、一転してちょこちょこ編集長が変わるようになってしまったわけです。
今年の夏まで務めたニコラの松本編集長は、2006年の終わりから6年近くも続けました。それに対して、ピチレは同期間で、あわただしく3人も編集長が変わっています。これでは結果が出ないのも仕方のないところではないでしょうか。