■ニコプチ→ピチレのルート確立で
先日、ニコプチ卒業生五十嵐ありさちゃんが、8月号よりピチレモン専属モデルとなることが発表されました。続いて、きのう。なんと、ありさちゃんと同時卒業の田尻あやめちゃんまでもが、同様にピチモ加入を発表したところです(⇒参考:新ピチモ2人目&3人目確定)。また、去年のこの時期といえば、全く同ルートにて関紫優ちゃんが加入しています。
こうして、毎年ニコプチ卒業生がピチモにやって来るというルートが、すっかり確立したわけです。となると、ピチ読としては、否が応でもニコプチに注目せざるをえません。「今年はどんな卒業生がいるのか」「その中から誰がピチモにやってくるのか」
ということで、今日の三月の転校生は、改めてニコプチ特集。同誌の位置づけから、卒モ供給先の変遷。さらには、これまでの卒業生にどんなコがいて、どんな雑誌に行き、どんな活躍をしているのかなど、まとめてみたいと思います。
2008年卒業 伊藤夏帆(スターダスト) ⇒ ニコラ 疋田英美(プラチカ) ⇒ ハナチュー 2009年卒業 中島愛蘭(エイベックス) ⇒ ニコラ 森乃美紅(テンカラット) ⇒ ラブベリー 2010年卒業 奏音 (スターダスト) ⇒ ニコラ 井之上史織(エバーグリーン)⇒ ラブベリー ⇒ ピチレモン 西野実見 (スターダスト) ⇒ セブンティーン 三吉彩花 (アミューズ) ⇒ セブンティーン 2011年卒業 飯豊まりえ(エイベックス) ⇒ ニコラ 森高愛 (テンカラット) ⇒ ラブベリー ⇒ ピチレモン 関紫優 (インセント) ⇒ ピチレモン 2012年卒業 澤田汐音 (スターダスト)⇒ ニコラ 田尻あやめ (ヴィジョン) ⇒ ピチレモン 五十嵐ありさ(アミューズ) ⇒ ピチレモン
■ニコプチとは?
中学生雑誌ニコラの姉妹誌という位置づけで、新潮社が発行する、女子小学生の中〜高学年を対象とした小学生雑誌です。創刊は2006年ということで、比較的新しい雑誌ではありますが、発行部数は早くも12万部を超えており(⇒参考:部数ランキング)、数字的にはピチレを上回る勢いからも、人気の高さが分かります。
ポイントは、その誌名からも分かるとおり、ニコラとの深いつながり。2006年のニコプチ創刊直前まで、ニコラの編集長を務めていた人が、そのままニコプチの編集長へと横滑り。そんな背景からも、ニコプチの人気モデルは卒業後、優先的にニコラに加入しています。
■ニコラ枠としてエースを回す
上の一覧表からも分かるとおり、1年に1人、卒業生の中でもトップクラスの人気モデルを、姉妹誌ニコラに回しています。これは、2008年が最初となる1期目の卒業生からずっと続いていることで、とにかく必ず1人だけというのもパターンとなっています。そんなわけで、進路樹形図にあるように「ニコラ直行」が5人と、他誌より圧倒的に多くなっています。
ということで、今年の卒業生として、7月号からニコラ専属モデルとなった澤田汐音ちゃんにも、当然大きな期待がかかるわけです。
■ピチレに卒業生を送らない理由
一方でピチレ枠は、初期からしばらくの間、ゼロが続きます。ニコプチ創刊後、初の卒業生を送り出した2008年から始まり、2009年、2010年と、この最初の3年間、プチ卒モの供給は、ニコラを中心に、ラブベリー&ハナチューの3誌に限られていました。中学生雑誌として、ピチレだけが蚊帳の外。ニコプチから、一切供給を受けてなかったのです。
ですが、ニコプチ卒業モデルの所属事務所を見ると、エイベックス、スターダスト、プラチカ、エヴァーグリーンなどなど、ピチモでもおなじみのところです。なのに、なぜ卒業生が1人も来なかったのかというと、やぱりニコラにとってピチレは最大のライバルであり、そのライバル誌に対し、姉妹誌の人気モデルを渡すことに抵抗があったからと想像できます。ピチレとしても、ライバル誌の姉妹誌からモデルを受け入れることに多少の躊躇があったのかもしれません。
■ピチレへの供給スタート
ですが2011年、その状況が一転します。立て続けに、中学生雑誌の休刊が決まり出したため、ニコプチ卒業生にとって、行き先を選り好みしている状況ではなくなったのです。各モデルの所属事務所としても、編集部のメンツ云々の前に、自社タレントの仕事獲得が優先です。そこで、同年を期に、ピチレへの卒モ供給が始まったわけです。
具体的には、ハナチューが休刊となった2011年に、ピチレに向けての供給第1号となる関紫優ちゃんを供出。続いて、ラブベリーが休刊となった今年2012年では、田尻あやめちゃん&五十嵐ありさちゃんを送りました。
とにかく、中学生雑誌がニコラとピチレの2誌だけになってしまったわけですから、否応なく今後も定期的にピチレへの供給は続くと考えられます。
■予期せず5枠
実際、現役ピチモのニコプチ出身者は、正規ルートを経た上記3名だけでなく、ラブベリー休刊からの移籍組となる井之上史織ちゃん&森高愛ちゃんもいるわけで、その数なんと5人にまで膨れ上がり、現役ピチモ全体で見ても一大勢力。
なにより、全員がモデル経験者であり、ピチモオーディション出身の同学年モデルと比べても、明らかに表情やポーズなど技術的な面で格段に上。すぐにモデルとして起用でき、ピチ撮に呼ばれることも多くなります。結果的に、登場数も増加傾向にあり、すでに史織ちゃんは表紙経験済み。紫優ちゃんも、そろそろ初表紙が回ってきそうです。
■セブンティーン組
これまでのニコプチ卒業生で、新しい専属先を決めモデル活動を行うのは、上記一覧表にある14人。そんな14人中で、毛色が違うというか、例外なのが、セブンティーン組の2人です。どう異なるかというと、西野実見ちゃん&三吉彩花ちゃんは、事務所によって仲介される非オーデでのエスカレーター式中学生雑誌専属決定コースではなく、正々堂々一般公募の「ミスセブンティーン2010」オーディションで専属の座を勝ち取ったものだからです。
さすがに、ニコプチからセブンティーンへの非オーデ枠はないようで、今後も、ニコプチ卒業生によるミスセブンティーンオーディションへの挑戦は続きそうです。
■まとめ
以上、三月の転校生としては初のニコプチ特集でした。管理人は、これまであまりニコプチに興味はなかったんですが、去年の紫優ちゃん加入をきっかけに気になり出し、続けて、史織ちゃんに愛ちゃん、さらには今回のありさちゃん&あやめちゃんまで、続々と卒業生が来るようになったことで、それじゃあちょっとまとめてみようと思ったわけです。
すると、初期は完全に卒業生の供給先としてピチレが外されていたこと、同系誌休刊により、じょじょにピチレへの供給がはじまったこと、元プチモは総じてレベルが高いこと、セブンティーンにまで行ってることなど、まさしくニコプチのモデルになることが、将来のステップアップにつながることなど、いろいろ分かりました。
ということで、多少のニコプチに関する前提知識を持った上で、改めて、次号から新たに加入してくる、ありさちゃん&あやめちゃんがどんなコなのか、注目したいと思います。8月号の初登場が楽しみです。