薔薇の迷夢

ピチレモンについて書かれた日記

ピチモの卒業時期を考える

GYOPI2012-05-27

■ピチモにもあった卒業ルール
一般的にいって、ピチモは、高校何年の何月に卒業となるのでしょうか。ライバル誌ニコラでは、「高2の5月号をもって一斉卒業」とハッキリ区切られているのに対し、ピチレモンの卒業時期はあいまいです。

そこで今日は、過去のピチレモン専属モデルの卒業時期について、各世代別に「まえのん世代=高校○年の○月号」「ゆーか世代=高校○年の○月号」「ナナ世代=高校○年の○月号」といった感じでまとめてみます。

すると、近年のピチモの卒業時期について、おおよその傾向が見えてくるだけでなく、実はピチモにも「一定の卒業ルール」が存在することまでが見えてきました。




■世代別卒業到達点グラフ

グラフの見方
ピチレモンにおいては、毎年1回、その当時の最年長学年である高2が、まとめて卒業する時期があります。上のグラフは、2007年以降について、3人以上の高2が集団で卒業した時期を表わしています。これによって、各年別のピチモの最終的な卒業到達地点が、ひと目でわかるようになっています




■現高2年世代(95年生まれ)=高2 / 2012年4月号卒

宮本優花 荻野可鈴 藤井千帆 小川千菜美 岩田宙 星野悠月 伊藤梨沙子

直近の卒業は2012年の4月号です。ここでは、現高2世代の7人が揃って卒業となりました。ただし、高2とはいっても、新学期目前のため、撮影時は高1。まさに、「高1が終わると同時に卒業」といった感じです。

この7人は、全員がNHK教育『すイエんサー』に、すイエんサーガールズとして出演しているので、ピチモを卒業してしまっても、頻繁に見ることができます。




■現高3年世代(94年生まれ)=高2 / 2011年5月号卒

井手上梓 高田里穂 吉倉あおい

現高3は、卒業が分割された特殊な世代となります。グラフ上では、集団卒業という定義のため、この組の3人がまとまって卒業した20011年5月号が終点となっていますが、実際は、清野菜名ちゃんだけは卒業せずに居残りです。

理由としては、世代間のバランス関係が原因であると推測されます。1コ上の世代にはまえのん、この世代にはナナちゃんというエース格が存在しますが、1コ下の世代の主力エース格が若干不安だったのです。

具体的には、当時の高1世代(現高2)の表紙経験者がホッシー(6回)と千帆ちゃん(3回)と可鈴ちゃん(3回)だけで、いずれも表紙回数が10回に遠く及ばず、エースと呼ぶにはまだまだの状態。そこで、世代を1コ飛ばして、当時新中3(現高1)の志田友美ちゃん&江野沢愛美ちゃんたちを次期エースとするわけですが、そのためには、もうちょっと時間が必要。そのため、暫定エースとして例外的に、ナナちゃんの卒業が半年延期された形になりました。




■現大学1年世代(93年生まれ)=高2 / 2010年10月号卒

前田希美 松井さやか 宮坂亜里沙 谷内里早 大山桃子 反田有沙

当時の最年長であったこの6人が、高2の10月号にて一斉卒業。それにしても、この世代はメンバーを見渡すだけでも豪華です。個人的にも、最も思い入れがある世代だったりします。

この世代は、まえのんを中心に、さやりぃ、アリサちゃんなど、それぞれが固定ファンを抱える個性派人気モデルだったこともあり、編集部は卒業を遅らせて、秋まで引っ張った印象です。




■現大学2年世代(92年生まれ)=高2 / 2009年4月号卒

加地千尋 蒲田華恵 高山侑子 篠原愛実

加地くん、ゆうこりん、つぐちゃんといった、映画やテレビなど、ピチレ外でも活躍する知名度抜群の非オーデが揃っていたこの世代は、高2の4月号をもって一斉に卒業となりました。




■現大学3年世代(91年生まれ)=高2 / 2008年4月号卒

北村梨夏 太田彩央里 澤田実和 池澤あやか

梨夏ちゃん&彩央里ちゃんというオーディショングランプリに、東宝シンデレラのあやかちゃんという、これまたそうそうたるメンバーが揃って卒業したのも、この世代が新高2となったばかりの4月号でした。




■現大学4年世代(90年生まれ)=高2 / 2007年9月号卒

壁谷明音 天野莉絵 柳生みゆ

一足早く卒業した八鍬里美ちゃんも加え、この90年組こそが伝説のピチレモン最強世代。それを裏付けるように、この世代の卒業においては、ピチレ史上最大規模の卒業式が行われました。ちょうどテレビ埼玉でピチモによるレギューラ番組『ピチスタ』が放送されていたこともあり、なんと青山の教会を借り切って、卒業となる3人がウエディングドレスに身をつつみ、テレビカメラを入れての卒業式。この模様は、2007年7月28日に放送されましたが、ホント感動の場面でした。




■ピチモの卒業ルール
こうしてみてくると、ピチモの卒業時期には、ハッキリと2パターンがあることがわかると思います。ここで改めて、最初に出したグラフを見てください。2色で塗り分けてあるのは、オレンジ色が「高2の春卒業パターン」で、青色が「高2の秋卒業パターン」を意味するわけです。では、この両者の差はなんでしょうか。どんな世代が春卒業となり、どんな世代が秋卒業となるのでしょうか。

それは、モデル陣を見れば明らかです。秋まで卒業を引っ張ったのは、「明音ちゃん世代」と「まえのん世代」の2回だけ。で、あとの残りは全部、春卒業となっています。

ようするに、表紙回数20回を超えるような大エースがいるグループなら、読者人気&本誌売り上げを考えて、なるべく長く、それこそ秋まで卒業を引っ張る。で、それ以外の世代なら、まとめて高2の春に一括で卒業ということです。




■ゆうみん世代は?
では、この卒業法則を現在のピチモに当てはめてみます。現役世代の最年長は、友美ちゃんたち高1組となります。で、上の法則通りだとすると、この世代には表紙回数が20回を超える友美ちゃん&愛美ちゃんという確固たる大エースが存在することから、高2秋での卒業パターンが予想されます。

また、世代間のバランス関係につき、1コ下の後輩世代(現中3組)を見てみます。すると、その世代は、トップとされる、表紙回数2回の小林玲ちゃんを筆頭に、山口乃々華ちゃん、長崎すみれちゃんといったあたりが主要なところですが、いずれも、まなゆうを脅かす存在としてはまだまだ力不足です。

ということで、これからも当分の間、ゆうみん世代の卒業の心配は無く、来年の秋までの約1年半、ピチレの中心となってがんばってくれそうです。




■まとめ
以上、世代別の卒業の時期を見てきました。発端は「ニコラは毎年5月号と卒業が決まってるのに、なんでピチレは不定期なのか」という疑問だったんですが、実際こうして調べてみたら、意外にもピチレも一定のパターンがあったことを発見し、ちょっとビックリしました。

非オーデが事務所の関係で途中卒業したり、なんらかの事情で個別に卒業したりで、同期がパラパラ抜けていくのは、それはそれで仕方ない面もありますが、これからも、卒業はなるべく世代ごとにみんなが揃ってしていって欲しいし、かつ、今年の4月号のように、後輩ピチモたちが立ち会った盛大な卒業特集をもって送り出してあげて欲しいと思います。