三月の兎

かつて三月の転校生と呼ばれていた日記

2大誌として安定化

今後の中学生雑誌界の傾向として、真っ先に上げられるのが「安定化」です。これまで、4誌で売り上げを競っていたところ、突然に半分の2誌になりました。しかし、たとえ雑誌の数が2誌になっても、読者の数までもが、それに伴って半減するわけではありません。単純に、中学生雑誌の読者人口が、雑誌の数に伴って半分になわけではないのです。

もちろん、自分の読んでいた雑誌の休刊で、今後、同系雑誌の購読をやめる人もいるでしょう。ですが、それと同じくらい、他誌へ読み替える人も出てくるわけです。

実際、現在のローティーン向けファッション雑誌は、読者の学年により、キッパリと住み分けが出来ています。大雑把にいって、小学生は「ニコ☆プチ」か「JSガール」。小6と中1&中2は「ピチレ」か「ニコラ」。そして中3以上は「セブンティーン」といった具合です。

つまり、小6〜中2の読者は、確実に毎年毎年一定の数が存在するわけで、確実に中学生雑誌とされる「ピチレ」と「ニコラ」の需要は、これまで通り、あるわけです。

すると、どうなるか。4誌体制から2誌体制へと変わることで、ライバル誌が減り、読者の獲得競争が、より「ゆるく」「楽に」なるわけです。結果として、部数についても、両誌ともにアップが期待でき、雑誌の経営として「安定化」が望めるというわけです。

となると、これ以上の休刊は、当分の間は考えづらく、このまましばらく、というより、むしろ相当長い期間、「ピチレ」と「ニコラ」の2大雑誌体制が続いていくものと思われます。