薔薇の迷夢

ピチレモンについて書かれた日記

中学生雑誌専属モデル各誌別ニックネームの傾向と対策

GYOPI2011-10-15

■専属モデルのニックネーム
ピチレモン』『ニコラ』『ラブベリー』といった中学生雑誌の専属モデルには、ぞれぞれ公式のニックネームが存在します。そして、誌面におけるファッションページやビューティページ、バラエティページの記事では「さやりぃ」「ゆーか」「あみた」といった風に、主にニックネームで呼称されることになります。読者やファンも、基本的に各モデルさんをニックネームで呼んでいます。

ですが、このニックネームの付け方については、ピチレ、ニコラ、ラブベの間に、明らかに「傾向の差」が存在します。各誌ごとに、ニックネームの付け方には、大きな特徴があります。そこで今日は、「各誌の専属モデルのニックネームの傾向」について解説します。


■「正統派」「中間派」「おもしろ系」
ピチレ、ニコラ、ラブベリー、それぞれのニックネームの傾向ですが、ハナチューがなくなったことで、キレイに分類することが出来るようになりました。具体的には、「正統派」「中間派」「おもしろ系」となります。


■正統派=ニコラ
まずは正統派から。これは、ニコラのニックネームの傾向です。ニコラの原則は簡単。ズバリ「下の名前をカタカナにする」。これにつきます。

池田依來沙ちゃんだったら「エライザ」。中山絵梨奈ちゃんだったら「エリナ」。山本舞香ちゃんだったら「マイカ」。すごくわかりやすいし、変なニックネームになることもなく安定しています。そもそも、バラエティタレントやお笑いタレントじゃなくて、あくまでもモデルさんですので、このニコラのクールというか飾らないニックネームの決め方は好印象です。

とはいえ、例外もあります。川口春奈ちゃんの「ハルル」や、松井愛莉ちゃんの「まついちゃん」などですが、これらのケースでは、ちょうどモデルになった時点で、下の名前が同じ先輩がいたことによる特例となります。
つまり、すでに「ハルナ」や「アイリ」が使用されていたということです。なお、春奈ちゃんの場合は指野春奈ちゃん(愛称「ハルナ」)が、松井ちゃんの場合は城戸愛莉ちゃん(愛称「アイリ」)が先輩モデルとして活躍していました。


■おもしろ系=ラブベリー
一方、ニコラと正反対のニックネームパターンと取っているのがラブベリー。たとえば、未来穂香ちゃんの「ほののん」や、高見奈央ちゃんの「なおすけ」は当然として、加藤由梨愛ちゃんの「かとちゃん」や、荒井萌ちゃんの「もえもん」。さらには刈谷友衣子ちゃんの「ユイコマン」や、高橋絵里ちゃんの「ペリー」まで。

また、朝日奈央ちゃんの「あさひ☆」や、伊藤恭佳ちゃんの「きょんきち☆」、安田聖愛の「せいP」にいたっては、ニックネームに「記号」や「英字」が入ってきたりもします。とにかく自由なニックネームが付くのがラブベリーの特徴であるといえます。


■中間派=ピチレモン
で、以上の両誌の中間に位置するのがピチレモン。多少のおもしろ系もあれば、バリバリの正統派もある。よく言えばバランス感覚。悪く言えば中途半端。そんな薄い特色を持っています。

また、最近の傾向としては、勝呂玲羅ちゃんの「れぇら」や、黒田真友香ちゃんの「くぅ」、藤井千帆ちゃんの「ちぃ」や、野々宮優ちゃんの「ゆぅ」といった風に、けっこう「小文字」が多く入ってきたりもしています。

ちなみに、ピチモのニックネームの決定方法について。非オーデについては、あらかじめ編集部が決めて発表します。ただし、すでに定着したニックネームを持って活躍している非オーデについては、それをそのまま使用します。一木有海ちゃんの「あみーご」や篠原愛実ちゃんの「つぐ」、前島亜美ちゃんの「あみた」などが代表例です。

他方、オーディション出身者については、いちおう「読者が投票で決める」ということになっていますが、実際は、編集部が候補となるニックネームを各モデルにつき4つ提示し、その中から読者が投票で選ぶということになります。


■豆知識
ピチレモンのニックネームについての豆知識。なんと、下の名前が「みほ」というモデルさんが、2003年の時点で、5人同時に存在したことがありました。浅田美穂ちゃん、広重美穂ちゃん、久米田美穂ちゃん、井上美帆ちゃん、御前美帆ちゃんです。

で、どうニックネームが割り振られたかというと、それぞれ「あさみほ」「プリン」「くめみほ」「ミニミホ。」「ミホ」といった感じ。それにしても、同名がこれだけ揃ったことは、前にも後にも、このときだけでした。


■まとめ
以上、各誌のニックネームのパターンについて見てきましたが、3誌につき、キレイに「正統」「おもしろ」「中間」と3分されました。こんなところにも各誌の特色があらわれているといえます。

最近、元ハナチューモデルが各誌に分散したり、ニコプチ卒業生が各誌に進んだり、ラブベリーのモデルがピチレに行ったり、AKBやSKEに代表されるアイドルがモデルになるケースが増えてきたりで、ともするとそれぞれの雑誌の個性が失われがちな中学生雑誌界。

業界の活性化のためにも、ニックネームに限らず、ぜひぜひ様々な面で他誌との差別化を図り、各誌とも独自の個性をどんどん発揮していって欲しいと思います。