薔薇の迷夢

ピチレモンについて書かれた日記

楠山真緒ちゃん&中山咲月ちゃん事務所決定

■オーディション合格者の所属事務所決定
今年行われた第19回ピチモオーディション合格者、4人の所属事務所が、ようやく決定しました。すでにスターダスト所属として応募した関根莉子ちゃんを除くと、楠山真緒ちゃん、中山咲月ちゃん、野々宮優ちゃんの3人が一般の読者出身。オーデ応募時点で、どこの芸能事務所にも所属していない状態でした。

では、その3人が、いったいどこの事務所に配属されたのでしょうか。これまでの例だと、強制的に「タンバリンアーティスツ」に押し込まれていたわけなんですが、今年からオーディションの応募ルールが変更されました(⇒参考:「事務所に関する規則の変更点」)。

これにより、芸能事務所に所属していない一般読者からのオーディション合格者たちが、タンバリン以外に所属できるようになるのか。各モデルの所属先が、大きく注目されていたところでした。




■19期所属先一覧

関根莉子 ⇒ スターダスト
野々宮優 ⇒ タンバリン
楠山真緒 ⇒ ボックスコーポレーション
中山咲月 ⇒ テンカラット

事務所応募の莉子ちゃんと、8月号の時点でタンバリンに決まっていた優ちゃん以外の2人の所属事務所が、『ピチレモン』9月号にて発表されました。真緒ちゃんがボックス、そして咲月ちゃんがテンカラットです。ボックスということで、真緒ちゃんは、宮本優花ちゃんの事務所の後輩ということになります。

以下、ピチモオーディション史上で初となる「一般応募からタンバリン以外に所属」となった真緒ちゃん&咲月ちゃんについて、これがいかにスゴイことか、いかに画期的なことか解説します。




■オーデ出身者から初の非タンバリン!
真緒ちゃんの所属事務所がボックスに、咲月ちゃんの所属事務所が「テンカラット」に決定しました。これは、ホントにすごいことで、どれくらいすごいかと言うと、2002年の編集部との提携以来、実に8年以上にわたり一般応募のピチモオーディション合格者を100%引き受けてきたタンバリンアーティスツ。その「オーディション合格者=タンバリンに一括所属」というルールが、ついに崩れたのです。




■オーディション合格後の所属事務所
ピチモオーディションにおける、最も問題となるルールが、「(1)芸能事務所に所属していない一般読者が、ピチモオーディションに合格した場合、強制的にピチレモン編集部提携事務所である『タンバリンアーティスツ』に所属となる」ことと、「(2)ピチモでいる間は移籍できない」ことです。

この「ルール(2)」については、清野菜名ちゃんの卒業の件と関連しているとも言われますが、とりあえずは今日のテーマではないので、また別の機会に。

とにかく、「事務所が選べないこと」「ちゃんとした事務所に所属できないこと」「タンバリンという有名でない事務所を強要されること」こそが、ピチレがニコラに勝てない最大の原因であることは、三月の転校生で繰り返し主張してきたところです。




■ピチレがニコラに負ける原因
ここでもう1度簡単に説明すると、ようするに「将来性」と「安心感」が無いのです。もしも、ピチモオーディションに合格した人が、大手の一流事務所に所属できたなら、ピチモ卒業後も「活躍の幅&お仕事の幅」が広がるのは言うまでもありません。水着やグラビアのお仕事ばっかりになることもないし、妙なオタク相手の事務所のイベントに引っ張り出されることもありません。

まさしく、これまでのピチモオーディションには、「合格後、所属することになる事務所がタンバリンである」というルールにより、将来性と安心感が不足していたため、ニコラに勝てないのです。

ちなみに、ニコラのオーディションでは、最終審査に複数の有名芸能事務所の人が立会います。そして、最終合格者が決定後、編集部の紹介・仲介により、モデルごとに所属事務所が決定するそうです。




■脱「タンバリン依存」
しかし、ニコラとの部数の差が年々開くにいたって、このオーディション制度の不備につき、編集部もさすがに気づき始めたようです。今年のオーディションの応募ルールから、最初に書いたように「タンバリン強制所属」の項目がなくなりました。

で、実際に真緒ちゃんと咲月ちゃんが、オーデ出身の非タンバリン第1期生として、晴れて有名所属が決まりました。そんな2人が、これから本誌でも活躍して、人気モデルになっていけば、これまでの「タンバリン依存」の解消が、ますます進んでいくことと思います。真緒ちゃん&咲月ちゃんの今後に期待したいです。




■おまけ:テンカラットといえば?
ボックスは優花ちゃんの事務所としてピチ読の間では有名ですので、ここではテンカラットについて説明します。テンカラット所属のピチモ卒業生といえば、なんといっても大沢あかねさんがあげられます。いまはバラエティタレントになってしまいましたが、現役ピチモ時代は中学生雑誌を代表するトップモデルとして活躍。ピチレの黄金期である「売り上げ30万部」の時代を支えた大エースでした。その証拠に、学年でいうと「大学1年」まで現役ピチモを務めたという最年長記録を持っています。また、表紙経験を3回持つ野口由佳さんもテンカラット所属でした。

このように、エース級の人気モデルを複数擁していたテンカラット。2005年の野口さん卒業により、編集部と関係が切れていましたが、今回、久しぶりに所属ピチモが誕生。しかもオーディション合格者を直接引き受けるという形です。

これから、非オーデでもテンカラット所属者が入ってくるのか。また、来年以降もオーデ合格者をテンカラットが引き受けるようになっていくのか。編集部との関係に注目です。