三月の兎

かつて三月の転校生と呼ばれていた日記

トーナメント組合せ抽選会の模様

12月12日、日曜日の午後。学研新本社ビル3階のホール。すでに、数百人収容できる会場は、ネットで募集された観覧希望のピチ読で埋まっている。ここで、まもなく「P-1グランプリ」の公開組合せ抽選会が行われるのだ。


やがて開始時間となり、司会が登場する。


壁谷 「みなさん、こんにちは。今回の『P−Iグランプリ』組合せ抽選会。司会はわたくし、ピチモ卒業生”あーちゃん”こと壁谷明音でお送りしま〜す」


<わ〜(大歓声)>


壁谷 「それでは、さっそく対戦相手を決める抽選に入りま〜す。みなさん、ステージ上の『ガラガラ』に注目してください。これから、ピチモそれぞれが順番に登場し、このガラガラを回します。で、出てきた玉っころに書かれてる数字が自分のトーナメント表での位置ということになり、対戦相手が決定していきます。はい、ルールは、だいじょうぶですね?」


<わ〜(大歓声)>


壁谷 「はい。それではさっそく、ピチモ歴の長い順に、ガラガラを回してもらいましょう。じゃ、まずは大山桃子ちゃんから。桃ちゃん、行ける? 準備OK?」


大山 「はぁ〜〜〜い、あかねちゃ〜〜〜ん。もも、回しまぁ〜〜〜す☆」


<ガラガラガラ・・・・・コロン>


壁谷 「はい、出ました〜」


大山 「わぁ〜。ももわぁ・・・えっとぉ・・・9番ですぅ☆」


壁谷 「はい、桃ちゃんは9番ですね。Aブロック1回戦の第3試合ということになります」


大山 「がんばりまぁ〜す☆」





壁谷 「続きまして〜、2番目に古いのは、さやりぃこと松井さやかちゃんです」


松井 「明音ちゃん、おひさしぶりです(ペコリと頭を下げる)」


壁谷 「うん。まあ、ピチフェス以来だね。意気込みをどーぞ!」


松井 「えっとぉ。これ書いてる管理人さんが、さやかのファンみたいなんですね」


壁谷 「はい」


松井 「で、だから、多分さやか、優勝できると思いますっ!!」


壁谷 「へっ???」


松井 「だから、さやかのために、管理人さんがいろいろ票数の操作とか―――」


壁谷 「こっ、こらーーーっ! ヒイキはしないしない。っていうか、できませんからっ!!!」


松井 「そーなんですかぁ・・・?」


壁谷 「もー、くだらんこと言ってないで、ちゃっちゃと回す回す」


松井 「・・・はい。じゃ、さやか、回します!」


<ガラガラガラ・・・コロロロロロ・・・・ポトリ>


壁谷 「おやっ!? 玉が落っこちてしまいました〜」


松井 「わっ! ビックリしたぁ〜☆」


壁谷 「勢いよく、回しすぎるからです・・・」


<松井、玉を拾って番号を確認>


松井 「えっと、14番です」


壁谷 「Bブロックで第4シード。さやりぃは2回戦からの登場となります」


松井 「バビッ☆」





黒田瑞「次は、うちだね」


壁谷 「おーっ、みみちゃん。元気だった?」


黒田 「はい」


壁谷 「弟さんも元気?」


黒田 「はい。おかげさまで」


壁谷 「しっかし、身長大きいね〜。前に会ったときより、さらに大っきくなった?」


黒田 「ありがとうございます」


壁谷 「さて、優勝候補の一角、みみちゃんは、いったい何番を引き当てるでしょうか?」


<ガラガラガラ・・・コロン>


壁谷 「おやっ!?」


黒田 「おっ、13番か」


壁谷 「黒田瑞貴ちゃんは、Aブロックで1回戦の第5試合となります」





<わ〜(ここで歓声が一段と大きくなる)>


壁谷 「おっとぉ〜!? この歓声は・・・?」


前田 「にゅん♪」


壁谷 「まえのんの登場で〜す」


前田 「わぁ〜、明音ちゃん明音ちゃん明音ちゃ〜ん☆」


<前田、登場するや、さっそく壁谷に抱きつく>


壁谷 「こらこらこら・・・」


前田 「明音ちゃん、会いたかったぁ☆」


壁谷 「はいはい。さ、回して回して」


前田 「えー、もう?」


壁谷 「早く早く(取り付く島もなし)」


<ガラガラがラ・・・コロ>


前田 「んっ? 18だにゅん♪」


壁谷 「はい。前田希美ちゃんはBブロック、1回戦の第7試合ですね」


前田 「明音ちゃん、聞いて。あのね、あのね、のぞね―――」


壁谷 「はいはいはい。今、お仕事中なんで、後にしましょうね〜」


前田 「え〜っ・・・」


<前田、強制退場>





壁谷 「さて、気を取り直して次、行ま〜す」


神元 「・・・」


<神元、無言で恥ずかしそうにステージ中央に>


壁谷 「結莉ちゃんだね〜。お久しぶり」


神元 「・・・」


壁谷 「相変わらず、人見知りでおとなしいね〜。可愛いね〜」


<壁谷、神元の頭をナデナデする>


壁谷 「でもね。結莉ちゃんも、もう来年は受験生なんだし、なによりピチモ歴が3年超えて、ピチモの中でもベテランのお姉さん組になるんだから、もっとしっかりしなくちゃダメだよ。いい?」


神元 「・・・(こっくりうなずく)」


壁谷 「うん、じゃ、いってみよっか」


神元 「・・・(再び、うなずく)」


<ガラガラガラ・・・コロン>


神元 「・・・」


壁谷 「20番だね。シードだよ」


神元 「・・・(わずかに、にっこりする)」


壁谷 「Bブロックで第6シード。神元結莉ちゃんは、2回戦からの登場となります」





<と、ここでステージ袖から声が聞こえてくる>


一木 「もー結莉ちゃん。ちゃんと喋んなきゃダメだよ」


壁谷 「おーっ、この声は、あみーごちゃんですね」


<そのまま一木。舞台中央に陣取る>


一木 「はい。一木有海、東京出身の15歳です」


壁谷 「はい、知ってますよ〜」


一木 「今日は、せいいっぱいがんばりたいと思いますので、よろしくお願いします」


壁谷 「うんうん。相変わらず、しっかりしてますね〜」


一木 「では、有海は、これを回せばいいんですね」


壁谷 「ほい、どーぞどーぞ」


<ガラガラガラ・・・カラン>


一木 「わぁ〜、8ですぅ☆」


壁谷 「はい、あみーごちゃんは8番ですね。ということはAブロック1回戦の第3試合で―――」


一木 「あっ!?」


壁谷 「そです。1回戦で桃ちゃんと当たることが決定しました〜!」


一木 「大山先輩に、ちょっとでも近づけるように、がんばります☆」


壁谷 「いや〜、しっかりしてるね〜」






壁谷 「うーんと、次にピチモ歴が長いのは・・・」


宮坂 「こんにちは、宮坂亜里沙です」


壁谷 「おー。ここから、あーが卒業した時期にピチモになった子たちだね」


宮坂 「はい。だから壁谷さんと一緒のピチ撮は未経験です」


壁谷 「だね。若いね〜、若いね〜。八重歯可愛いね〜♪」


宮坂 「ありがとうございます」


壁谷 「でも、読んだよ。亜里沙ちゃんのオーディション合格発表号」


宮坂 「へっ?(志田未来@セイラ風に)」


壁谷 「あの『目標のピチモ』ってとこ。同期蒲田華恵ちゃんは、目標壁谷明音なのに―――」


宮坂 「あっ・・・」


壁谷 「亜里沙ちゃんは、確か・・・『憧れは吹田祐実ちゃんです』だったよね」


宮坂 「キャーッ(宮坂赤面)」


壁谷 「ほいじゃ、どーぞ」


<ガラガラガラ・・・コロン>


宮坂 「16じゃけ!」


壁谷 「おっ、出ました広島弁!」


宮坂 「アハッ」


壁谷 「はい、16番ですね。ということはBブロック1回戦の第6試合となります」





壁谷 「さてさて、お次は菜名ちゃん」


清野 「清野菜名です」


壁谷 「いや〜。がんばってるね〜。先月号のひとり表紙、よかったよ〜」


清野 「ありがとうございます」


清野 「あーもね、ひとり表紙何回かやったけど、やっぱり格別だね」


清野 「はい。ホントうれしかったです」


壁谷 「と、そんな菜名ちゃん。来年はエースとして期待されてるわけだから、がんばってね」


清野 「はい。がんばります」


<ガラガラガラ・・・コロン>


宮坂 「あっ、26番です」


清野 「はい、26番ですね。ということはBブロック1回戦の最終試合となります」





高田 「はじめまして。高田里穂です」


壁谷 「どーも、壁谷です」


<丁寧にお辞儀をし合う2人>


高田 「(小声で)あの、あたし、タンバリンじゃないから・・・」


壁谷 「だよね。あーも、卒業しちゃったし、そうなるとホント接点ないよね」


高田 「よろしくお願いします」


壁谷 「でね、もう、見たよ見たよ、見ましたよ〜」


高田 「えっ!?」


壁谷 「里穂ちゃんの出てるドラマ『なんとかヴァンパイア』」


高田 「ありがとうございます(ってか、ホントに見たのか? この人・・・)」


壁谷 「DVDに写真集も、良かったよ☆」


高田 「えっ!?」


壁谷 「あーね、可愛い女の子、大しゅきだから、バッチリチェックしてるのらぁ☆」


高田 「あ・・・ありがとうございます(ちょっと引き気味に)」


壁谷 「では、いってもらいましょう」


高田 「はい」


<ガラガラガラ・・・コロッ>


高田 「5番です」


壁谷 「5番来ました〜! Aブロック、1回戦の第2試合です」





壁谷 「次の方、どーぞ」


反田 「(やや緊張ぎみに)反田有沙です」


壁谷 「たんたんだぁ〜」


反田 「どうも(ちょっとクールに)」


壁谷 「おとなだね〜。顔ちっちゃいね〜。ショート似合うね〜」


高田 「ありがとうございます」


壁谷 「じゃ、さっそく行こっか」


反田 「はい」


<ガラガラガラ・・・コロン>


反田 「17です」


壁谷 「17番で〜す! Bブロックの1回戦第7試合で―――」


反田 「も、もしかして・・・」


壁谷 「はい、まえにゅんが1回戦のお相手で〜す♪」


反田 「(ガックシ) _| ̄|○ 」


壁谷 「まあまあ、確かに強敵だけども、でも、やってみなくちゃ、何事もわからんて」


反田 「(明らかにテンション落ちて)・・・はい」





星野 「キリンプロから来ました、星野悠月です」


壁谷 「はい。キリンじゃないですね」


星野 「ウフフフ・・・」


壁谷 「ここは、アルタでもないですね」


星野 「フフフ・・・」


壁谷 「っていうか、そのネタもういいから(笑)」


星野 「はい」


壁谷 「それじゃ、さっそく回してもらおっか」


星野 「はい」


<ガラガラガラ・・・コロン>


星野 「わぁ〜、24だぁ☆」


壁谷 「はい、24番ですね。Bブロックの1回戦第9試合となりました」



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  < 中 略 >
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壁谷 「はい。それでは、ついについに最後です」


山田 「うちでラストやで〜♪」


壁谷 「あらま。可愛らしい関西弁」


山田 「せやろ」


壁谷 「アハハ。。。」


山田 「なぁなぁ。うち、はよクジ引きたいねん。ワクワクやわ〜♪」


壁谷 「・・・あの、あのですね。ちょっと言いづらいんですが―――」


山田 「ん? どないしてん?」


壁谷 「はい。実はですね、もう朱莉ちゃんの前に25人が終ってて・・・」


山田 「終ってて?」


壁谷 「もう―――決まっちゃってるんですね。朱莉ちゃんの番号」


山田 「ウ・・・ウソゃ(涙)。。。」


壁谷 「はい、ということで、朱莉ちゃんは残ってた2番です」


山田 「・・・」


壁谷 「1回戦第1試合ということで、最初の対戦ですね。がんばってください」


山田 「そっ・・・それ、めっっっっっっちゃキンチョーするわ〜」


壁谷 「ふぅ(ため息)。これにて、全組合せ、確定です」





壁谷 「みなさん、どうもおつかれさまでした。長かった抽選会も、これで全ての組合せが無事決定したわけです。それでは、出場者のピチモ皆さん。週末からのトーナメント本番、がんばってくださいね。ということで、司会は、わたくし壁谷でお送りしました〜。さようなら♪」