本誌には「モデル事務所に所属している人だけが受験できる、マネージャーさんと一緒に編集部で面接を受けて、ピチモになる方法」と説明されています。オーディションを経ないで、面接のみにより、あっという間にピチモになることから、三月の転校生では数年前から「非オーディション(非オーデ)」と呼んでいます。
具体的には、モデル事務所と編集部とが、読者に見えないウラで、事前にコソコソと話し合い・調整を行います。その後、モデル候補者につき、書類審査をすっ飛ばして、マネージャー同伴のもと、編集部にてイキナリ面接を実施。この過程で「合否」「採用不採用」が決定します。
もちろん、どこの誰でも受けられるわけでもなく、ちゃんと事前に調整がなされている点、また、わざわざマネージャが出向いて面接する点、よっぽどの事情がなければ、不合格にはなり得ません。外堀を埋めた上での面接は、もはや形式的なものとなっているようです。