薔薇の迷路

かつて三月の転校生と呼ばれていた日記

ピチレモンの危機 〜編集長責任論〜

■ピチレが売れない
現在、ピチレモンが危機に陥っています。ひとことで言うと、「売れない」のです。かつて、全盛期のピチレモンは、30万部という脅威の売り上げを誇っていました。ところが、2005年を境に、みるみるうちに売り上げが減少。そして、とうとう2009年の最新統計によると、現在16万にまで落ちてしまいました。これを危機といわずして、何というのか。

そこで今日の三月の転校生では、危機の現状とその原因。さらには、危機を乗り越えるための具体的方法について考えてみたいと思います。




■危機(1)薄い!
「ページ数の減少」です。これは、すでに先月の「ピチレモンのページ数推移」(6月14日更新分)で書いたとおりです。2005年には190ページあったピチレモン本誌。それが現在は、たった120ページ前後といったところ。ページ数を減らし節約しているのか、それとも広告が取れないのか。とにかく「薄さ」に読者は不満を持っています。




■危機(2)紙質の悪化!
「ニコラやラブベリーと比べ、ピチレモンは紙質が悪い!」と評判になっています。複数の雑誌を講読している人が口々に言います。でも、実際、ピチレモンだけを読んでいる人も、すでに多くの読者が気づいていることでしょう。「なんか、カラーページじゃないところの紙がザラザラになった」「メークやヘアアレンジは、昔はもっと厚くてツルツルしたキレイな紙だった」

これ、全部事実です。具体的には、カラーじゃないページ。たとえば、読者投稿ページやバラエティページ、「ピチエン」や「占い」といった単色のページは、もともとそれほどいい紙ではありませんでした。しかし、2009年の2月号から、「占いカレンダー」ページだけ、ものすごくザラザラした紙になりました。紙の質を落としたのです。つまり、安い紙にした。

さらに続けて、2009年3月号からは、なんと「ピチエン」をはじめ、全てのモノクロページが、一斉にザラザラした紙になってしまいました。




■危機(3)予算がない!〜沖縄ロケが福島へ〜
毎年7月号は「水着特集」が組まれます。その撮影のために、毎年4月下旬、選抜された5人のピチモが沖縄まで出向きロケを敢行。読者も楽しみにしている、恒例の一大企画となっていました。

ところが、今年。なんと、ロケ地が沖縄ではなかったのです。誰もがビックリの福島ロケ。もちろん、福島が悪いというわけではありませんが、それでも、毎年毎年沖縄に行き、2泊3日のスケジュールでホテルに泊まりつつ撮影するいう豪華な企画が、今年からは一転、日帰りの福島ツアーへ。

まさに、このロケ地の変更が、経費節減としか言いようのないことは、誰の目にも明らかです。筆者へのメールでも、「ピチレモンは、最近お金がないんですかね・・・」と心配する声を多くもらいました。ピチレの危機を物語る、最も顕著な例といえます。




■水着ロケ比較「ニコラvsピチレ」
ちなみに、ライバル誌ニコラの水着特集はどんなだったでしょうか。ニコラも、毎年7月号に水着特集が組まれます。で、問題のロケ地は・・・?

ピチレ:福島
ニコラ:ハワイ

例年、ニコラはハワイで水着ロケを行っていました。そして、もちろん今年もハワイ。メンバーも、人気モデルである立石晴香ちゃん、川口春奈ちゃんらが参加とい豪華さ。

ということで、元々「沖縄vsハワイ」(国内vs海外)である時点で、ピチレモンが負けていたのに、今年は、沖縄から福島に。もはやピチレの完敗であることは、どんなに熱心なピチ読であるとしても認めざるを得ません。




■危機(4)予算がない!〜「祭り」から「フェスタ」へ〜
水着特集と並ぶ、ピチレモン恒例の年間行事といえば「夏まつり」。毎年、代々木第二体育館に2000名を超える読者を招待し、ピチモのファッションショーやライブ、さらには各ブランドがブースを設けたりと、まさに「ピチレのお祭り」。文字通り、ピチレの誇る最大のイベントでした。

ところが、2007年から中止が決定。変わって行われるようになったのが「ピチレモンフェスタ」。しかし、「フェスタ」は学研本社ビルの会場に抽選で50組100人だけが招待されるという、こじんまりしたイベントであり、数千人参加の「夏まつり」とは規模からして比べようがありません。




■お金の節約が目的
以上、ちょっと思いつくだけ上げてみても、最近のピチレには、これだけの「変化」というか「悪化」「レベルダウン」が存在します。そして、そのいずれにも共通するのは、「お金の節約」であり「読者サービスの低下」。ホントにこんな調子で、ピチレは今後、だいじょうぶなんでしょうか?




■売り上げダウンとの関連
誌面がつまらないから売れなくなり、売れないから予算がなくり、予算がなくなるからますます誌面がつまらなくなる。もう、このままでは、ピチレモンはさらに売れなくなります。もはや完全に悪循環に陥っています。




■売れない責任
では、根本的な原因として、なぜ誌面がつまらないのでしょうか。もちろん、編集長の責任です。白井編集長の編集方針に誤りがあるのです。

たとえば、「定価値上げ」。特別定価と逃げつつ、最後まで値上げを認めませんでした(「特別定価」の嘘)。たとえば、「付録の押し付け宣伝」。ピチモに、次号の付録を無理やり誉めさせるんですが、読者はそのわざとらしさ、あからさまさに失笑。たとえば、「不可解なオーディション」。同じ事務所から同時に2人も合格者が出るのは、普通の人ならオカシイと気づくのに、それをオカシイと思えない鈍感さ(ヤラセ!?疑惑)。たとえば、「不自然な表紙抜擢」。江野沢愛美ちゃんが2ヶ月連続で表紙になったんですが、これには多くの読者が「押し付けだ」「事務所の力だ」といった感想を持っています。

他にも、上げれば切りがありませんが、とにかく白井編集長の下のピチレモンは、「読者の立場に立った、魅力ある誌面づくり」が出来ていないのです。反対に、グングン売り上げを伸ばすニコラは、これが出来ているのです。そして、ここの違いが、ハッキリと売り上げの差として表れているのです。




ピチレモンvsニコラ「売り上げ部数比較表」




■部数比較表から
上の表は、ピチレモンとニコラ、それぞれの年別「売り上げ部数」の比較表です。真ん中の「青い数字」は、部数の差です。ピチレからみて、「△」がプラス(ニコラより多い)。「▲」がマイナス(ニコラより少ない)を意味します。

2004年、50000部もピチレが勝っていました。2005年でも、まだまだピチレが36000のプラス。しかし、これが2006年になると、その差は一気に無くなります。たった3000差まで接近されてしまいました。

で、2007年。ついに3000のマイナスを記録。この年が、ニコラに抜かれた瞬間でした。その後はもはや、ニコラとの売り上げの差は広がるばかり。2008年は、18000のマイナス。そして、2009年(1〜3月時点のデータ)は、過去最悪の31000差となってしまいました。

ようするに、2004年には50000部もピチレが勝っていたところ、現在は30000部も負けているという現状。この6年間で、差し引き80000部も逆転されてしまったのです。




■勢いの差
このピチレとニコラとの勢いの差は、「線グラフ」からも明らかです。「青い線」のニコラが上に向かっているのに対し、「赤い線」のピチレは下に向かっています。





■篠田編集長→白井編集長へ
さらに、この部数減について、白井編集長の責任であることがわかるデータを提示します。それが、下のグラフです。黄色い部分が前任の女性編集長、篠田編集長の時代。その後、2005年の6月に白井編集長に交代したので、その部分から水色に変えあります。

こうしてみると、誰の目にも明らかです。編集長が変わったとたん、売り上げが見る見る減ったのです。20万部以上あったのに、あっという間に、17万に減って、その後も、一向に回復する気配はありません。




■白井編集長責任論
変わったとたん、20万を大きく割り込み、17万へ。で、そのまま3年間、17万前後で増えもせず減りもせず。この間、白井氏は、いったい何をやっていたのでしょうか? 一方のニコラはというと、この3年間で、「2千プラス」→「5千プラス」→「1万7千プラス」と、グングン部数を伸ばしてきているのです。

そして、2009年。これは1〜3月時点のデータですが、ついにピチレモンは17万すら割り込み、過去最悪の16万台へ突入。ちなみにニコラは、2009年に過去最高の195000部にまでなりました。

ようするに、白井氏は4年も編集長をやってるにも関わらず、一向に結果を出すことができていません。というか、結果が出ないどころか、年々部数を減らし続けているのですから、もっとヒドイです。




■まとめ〜学研の偉い人へ〜
「ピチレの危機」をどう乗り越えるか―――。とりあえず、編集長を代えることです。そもそも、いい年したオジサンに、小中学生の女の子の気持ちが分かるわけません。実際、売り上げを伸ばすニコラ(羽田編集長)も、ラブベリー(松本編集長)も、女性が編集長をやってます。

しかも白井氏は、グラフの通り、篠田氏から受け継ぐや否や、一気に部数を減らし、その後も一向に回復する気配すらなく、ついに今年、16万という最低の結果を導きました。このことに、責任を感じていないのでしょうか?

ピチレモンの売り上げ回復には、なによりまずは白井編集長の退陣。そして、女の子の気持ちの分かる女性編集長に登場してもらい、人心一新。思い切った改革をする。とにかく、読者の立場に立った編集を心がける。学研の偉い人、これしかありません。