薔薇の迷夢

ピチレモンについて書かれた日記

ピチモオーディションに落ちる人・落ちるタイプ

■ピチモオーディションに落ちるパターン
前回、「ピチモオーディションの真実」(12月更新分)と題して、ピチモになることが、そのまま芸能デビューに直結しないことを明らかにしました。一般の読者が、にわかにオーディションで優勝してピチモになったとしても、将来的には、かなり厳しいということがわかっていただけたと思います。

そこで今日は、前回の内容をふまえた上で、ピチモオーディションの現状から導き出される「オーデ落ちるパターン」を考えてみたいと思います。「これを言ったら落ちる」「こういう態度は落とされる」「こういう子は、ピチモにいらない」。いわゆる、ピチモオーディションにおける「禁句」「タブー」といっていいかもしれません。

よって、以下のチェックポイントを、オーディション対策の1つとして、ちょっとでも頭の片隅に置いてもらえたなら、ある程度役立つかと思います。




■ピチモオーディションのタブー

(1)重い人
(2)必死すぎる人
(3)将来を語る人




■1)「重すぎる人」は受かりません
ピチモオーディションに合格することが「全て」となっているような、もはや病的なほど「思いつめてる人」は受かりません。その「不安定さ」が、モデルに向かないのです。「今年受からなかったらどうしよう」「どうしてもどうしても受かりたい!」「私にはピチモしかない」

こういった、「重すぎる人」は、採用側である編集部からすると、とにかく「めんどくさい」です。「オーディション」という、ひとつのことにかかりっきりになって、周りが見えなくなる人、視野が狭い人は、例えかなりの美人であっても、合格レベルに達している可愛さであっても、面接で落ちます。




■2)「必死すぎる人」も受かりません
「ぜったい立派なピチモになってみせます!」「自信があります」「誰にも負けません」「がんばってがんばってエースになります!」「どんなことでもします」「だから、ピチモにしてください!」

これまた「めんどくさい」。もちろん「熱意」と「やる気」のアピールは、大事です。やる気の無い人は受かりません。でも、「熱意のアピール」といったって、ほどほどにしてください。やりすぎな人、熱すぎる人は、逆に審査側が引いてしまいます。

一例として、「応募用紙」をすぐ提出する人。1月の早い時期に、颯爽と提出する人。もう提出しちゃった人。これ、本人は「やった〜!」と、満足なんでしょうが、まさに「必死すぎるパターン」。必死さが見え見えでカッコ悪いし、なにより「雑」になります。ちゃんと、写真を何度も何度も撮り直したり、文章を自分なりに考えたりと、じっくり落ち着いてやったほうが100倍いいんです。




■3)「将来を語る人」もダメ
面接や自己PRにて「将来は女優になりたいです」「有名なモデルになりたいです」「ゆくゆくはタレントとして芸能界で活躍したいです」と、前に身を乗り出して熱く将来を語る人。これ、最も「めんどくさい」パターン。

先日の日記の通り、現代のピチモオーディションのトレンドは「親しみやすさ」と「気軽さ」。将来的に芸能活動を続けていくことを目指さず、ピチモでいること、ピチモでいる時間を「楽しみたい」、そう語る人が受かります。

あまりに「芸能活動本格志向」な子が入ってきたとしても、現状のピチモオーディション出身者の実績から、希望に添えないのは明らかです。レッスン体制、お仕事の斡旋体制、業界のコネ、その他全てにおいて、大手事務所と異なり、完全なバックアップが出来ないため、もしそんな「将来に希望を持った女優志望」を採用しても、後々本人からの苦情やら、移籍希望やら、めんどくさいことになりかねません。よって、とりあえず「あまりに本気モード」な応募者は敬遠されるのです。



■将来の夢にみる「オーデ」「非オーデ」の差異
オーディション出身組が将来について語った言葉としては、吹田祐実ちゃんの「薬剤師になりたい」や、占部佑季ちゃん「英語を使うお仕事に就きたい」が有名。現役でも、宮坂亜里沙ちゃんは「美容師」、蒲田華恵ちゃんは「医者になりたい」。そして、現エース黒田瑞貴ちゃんはといえば、「10年後の自分は、フツーのOL」。こうしてみると、ホントに現在のオーデ組においては「女優志向」「タレント志向」「芸能界志向」の子は少ないのです。

反対に、「将来の夢は女優・モデル」と、本誌の「プロフィール」や「クローズアップ」「名鑑」などで宣言しているのは、安倍エレナちゃんをはじめ、一木有海ちゃん、伊藤梨沙子ちゃん、高山侑子ちゃん、江野沢愛美ちゃんに篠原愛実と、非オーデ一色。ここらあたりに、はっきりと「非オーデ」組の、プロとしての自覚がみてとれます。



■まとめ
以上、「落ちるパターン」の3分類を述べてみました。ようするに「ピチモオーディションを絶対視しない」ことが何より大事です。オーデは、他にも「ラブベリー」だって「ニコラ」だってあります。必要以上に、ピチレにこだわらないことがポイントです。「落ちたら落ちたでいい」「受かったら受かったでラッキー」。こんな気軽な気持ちで応募するという姿勢が大切なのです。



■次回予告
ということで、次回からいよいよ本論である「写真論」に入ります。まずは「応募写真の重要性」。続いて、なんといっても2009年オーデ最大の変更点「写真を2枚貼ることが可能となった意味」を独自の視点で解説。さらには「応募写真の撮り方の具体的なポイント」「過去合格者の応募写真研究」などなど、続々と更新する予定です。お楽しみに。

現段階で、あせって写真を撮らずに、あせって応募用紙を書かずに、もしよかったら、もうちょっとうちの日記につきあってみてください。(参考リンク:『ピチモオーディション予備校2009』