薔薇の迷路

かつて三月の転校生と呼ばれていた日記

あらすじ

ひょんなことから、新米探偵の助手をすることになった安梨沙(ありさ)という少女が主人公の物語。7編に別れ、各編ごとに探偵事務所に持ち込まれた「依頼」が、お馴染みの手法でキレイに解決される、連作短編集です。もちろん加納さんのこと。殺人事件や残虐描写は一切無く、全て「何気ない日常に起こった、ちょっと不思議な”謎”」がテーマ。

例えば、「普段誰もいない倉庫の電話が毎日必ず鳴る」とか「行方不明のペットを探す」とか。とにかく「えっ、なんで?」とすごく興味のもてる”謎”が次々と提示され、それぞれが「美しく、ばっちり」解決されます。中でも第5編、第6編なんかはホント心温まる感動的なお話で、ものすごく印象的でした。