薔薇の迷夢

ピチレモンについて書かれた日記

2004-02-20から1日間の記事一覧

おまけ:共通性

乙一のを読んで「似てる!」って思いませんでした?。そうです『死にぞこないの青』です。主人公であるいじめられっ子(小学生)が、逃げ込む・助けを求める手段(相手)が、それぞれ「くまのぬいぐるみ」と「アオという名の分身(幻想)」という点。理不尽…

おまけ:新井さん3部作

どうやら『グリーン・レクイエム』なんかの人気が高い?ようですが、どうなんでしょう。面白いですか?。冗長で、新井さん独特の「おしつけ・同じテーマのくりかえし」が多すぎ、はっきりいって好きじゃないです。それよりも、絶対『くますけ』の方が面白い…

まとめ

面白く、微笑ましく、愛しく、それでいて感動もできる名作です。はい、ひとえに主人公の魅力ですね。ドラマ化の際は、ぜひ片岡涼乃ちゃん主演でお願いします。

よみどころ3:リンゴーン

ラストシーン、鐘の音とともに、ずっとわだかまっていた心の中の「ある罪悪感」から解放。そして、「おじさん、おばさん」から「パパ・ママ」へと”呼び方”が変わる瞬間。まさにに感動モノです。

よみどころ2:なっちゃんの魅力

育った環境から、極度に内にこもりがちな性格。控えめ、遠慮がち、ものすごく気を遣いすぎる、とにかく大人っぽく冷静な子。反面、礼儀正しく、すっごく頭もよく「何事に対しても頭の中で整理してる様子」の描写が面白い。ただ、頭の中で考えたことを、実際…

よみどころ1:くますけ

くまのぬいぐるみ。成美の唯一の友達ということで、いつもふたりで「会話」する。成美の相談に乗り、励まし、一緒に考えてくれる。「ぬいぐるみが喋っている」という風にも読めるし、「成美が別人格を造りだし、ひとりで会話している」とも読める。どちらか…

あらすじ

主人公は小学4年生の女の子、平瀬成美。家庭環境が原因で、どこへ行くにも唯一の友達「くまのぬいぐるみ」を手放す事が出来ず、周りから白い目で見られる。そして、クラスではいじめに遭い、ますますぬいぐるみとの二人きりの世界に入り込んでいく。そんな…

安易?

おっ、「くまのぬいぐるみからの連想でしょ、安易過ぎるよ!」との声が・・・。いえいえ、たしかにそれもありますが、雰囲気、喋り方、そしてツインテール、フリフリの衣装、しっかりした大人な性格・考え方、小4という設定(←涼乃ちゃんも今年4年)、挿絵…

アイドル的書評第7回『くますけと一緒に』

ということで久々の書評日記。今回は新井素子の『くますけと一緒に*1』です。以前日記で書いた『スクランブル』、『六番目の小夜子』と並んで、最も好きな小説。はじめは文庫で買ったんですが、そのあまりの良さにすぐに単行本を買いなおしました。ちなみに…

涼乃ちゃん

「新井素子の読者で、かつジュニアアイドルファンの人」がどれくらいいるか分かりませんが(笑)、とにかくそれらの人の99%が「Jチェキ!」で片岡涼乃ちゃんの姿を見たとたん『あっ、くますけのなっちゃんだ!』と思ったに違いありません。それほどぴっ…

片岡涼乃関連日記

http://d.hatena.ne.jp/GYOPI/20030803

片岡涼乃ちゃん